戸田建設がつくるAIのクラウドサービスを試験導入しました

戸田建設、つくるAIの先進的なクラウドボリュームチェックサービスを試験導入

戸田建設株式会社が、つくるAI株式会社のクラウドボリュームチェックサービス「デべNAVI」と「VCプロ」の試験導入を発表しました。両社は、建設業界のデジタル化が進む中、業務の効率化を図るためのステップを進めています。

デべNAVIとは？

デべNAVIは、不動産の取得と評価に関するプロセスを簡略化するサービスです。具体的には、ボリュームチェックや相場調査を一つのプラットフォーム上で行え、営業マンはその分余剰な時間を商談や戦略的な活動に充てることができます。サービスでは、簡易ボリューム図の自動作成、物件概要書の自動データ化に加え、周辺成約事例の自動収集も行えます。このような機能は、営業活動をより効率的に進めることを可能にします。

VCプロの魅力

一方、VCプロは、都市計画情報を迅速に算出するためのツールです。ユーザーは公図か地積測量図をアップロードし、必要な情報を選択するだけで、自動的に都市計画情報が入力され、容積率が算出されます。これにより、初期設計における負担を軽減し、正確な情報を基にした設計を促進します。また、日影図や天空率などの図面表示機能も充実しており、CADソフトへのインポートが容易なDXFファイル出力機能もあります。

課題と背景

戸田建設は、1881年に創業された歴史ある総合建設会社です。医療施設、教育施設、商業施設など幅広い建築分野での実績を有し、土木分野でも社会インフラの整備に積極的に取り組んでいます。近年では、不動産開発や地域創生など、新しい分野にも挑戦しており、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが評価されています。

建設業界では、都市計画や法規に基づくボリュームチェックが必要ですが、これには多くの時間と労力が必要です。戸田建設は、このプロセスのデジタル化が求められていることを認識し、つくるAIのサービスに着目しました。