アストンマーティンValkyrieがロングビーチで自己ベストを更新
2025年4月14日、米国ロングビーチで開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦において、アストンマーティンの最新ハイパーカーValkyrieが素晴らしいパフォーマンスを見せました。予選・本戦での自己最高位となる8位でフィニッシュし、これまでの好結果をさらに更新しました。
Valkyrieは、先月のモービル1セブリング12時間レースで9位入賞を果たしたばかり。このレースではハイパーカー・レギュレーションに沿ったレーシングカーとしてIMSA史上初めてポイントを獲得する快挙を達成しました。ロマン・デ・アンジェリスとロス・ガンが8位でフィニッシュを飾り、2連続でトップ10入りを果たしました。
このValkyrieは、アストンマーティンの初の「ル・マン・ハイパーカー (LMH)」であり、IMSA最高峰のGTPクラスでは唯一の公道仕様のハイパーカーとして注目されています。セブリングでの好成績を受け、4月に柔軟かつ安定したパフォーマンスを発揮しました。
金曜日のプラクティスを終えた後、予選ではその速さを証明し、トップ10との差はわずか0.1秒。100分のスプリントレースではミスのない走行が功を奏し、初めての挑戦にもかかわらず8位という好成績を残しました。
ドライバーのロス・ガンは「8位フィニッシュはとても嬉しい結果です。金曜日は色々克服すべき課題がありましたが、全員が素晴らしい仕事をしてくれました」とコメント。さらに、「前回のセブリングよりも良い結果を出せたことが嬉しく、しっかりとクリーンなレースができたことも喜ばしいです。」と続けました。
ロマン・デ・アンジェリスも「レース中のトリッキーな部分はあったが、クリーンな状態を維持できたのが良かった。」とコメント。次回のラグナ・セカに向けても期待が寄せられています。
アストンマーティンTHOR チームのイアン・ジェームズ代表は「Valkyrieにとって、本当に好調な週末でした。チームは素晴らしい戦略を持ち、前進できたことを誇りに思います。」と振り返りました。
さらに、強力なエンジン性能と、カーボンファイバー製シャシーの融合によるValkyrieは、イノベーションと進化を目指しています。6.5リッターのV12エンジンは、ハイパーカーのレギュレーションに従って最高出力を500kW(680bhp)に制限されています。
今後、Valkyrieは2025年のル・マン24時間レースに向けて準備を進め、IMSAとFIA 世界耐久選手権の両方での成功を目指します。北米市場における注目を集め、ますます強化されるアストンマーティン・レーシングチームの今後に期待大です。