日本酒と魚介類の新しいペアリング体験が世界を魅了！

世界的な日本酒と魚介のマッチングプロモーション

日本酒と魚介類の素晴らしいペアリングを世界に広めるための新たな試みが始まりました。このプロモーションは、「Escape the Ordinary （日常からの脱却）」をテーマに、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ロンドン、パリの5つの都市で展開されました。日本酒が、海に囲まれた日本の魚介料理にピッタリの飲み物であることを、改めて体験してもらうことが目的です。このイベントは、魚介料理と日本酒の素晴らしい相性を多くの人に知ってもらう重要な機会でした。

欧米における固定観念の打破

通常、欧米では「魚介には白ワイン」という考え方が強く定着していますが、JFOODO（日本食品海外プロモーションセンター）はこの持論から脱却し、新たに日本酒との組み合わせを提案しました。日本酒は、魚介類の旨味を引き立てると言われており、これを現地のシェフやソムリエと共に証明するプロモーションが行われました。具体的には、人気メディアとのコラボレーションを通じて、動画コンテンツや体験型イベントを展開しました。

「Restaurant Paired」の成功

特に注目すべきは、ポップアップイベント「Restaurant Paired」です。ここでは、各都市の魚介料理店と連携し、特別なダイニング体験を提供しました。通常のダイニングエリアと、魚介料理と日本酒のペアリング体験ができる「Escape the Ordinary」エリアに分かれており、異なる雰囲気で参加者に新しい体験を提供しました。約750人がこのイベントに参加し、実に86％が「今後も日本酒を飲みたい」と回答するなど、新たな感動を届けました。

各都市の開催スケジュール

- ニューヨーク（10月18日〜20日）：Limani
- ロンドン（10月24日〜26日）：Oystermen
- サンフランシスコ（10月31日〜11月3日）：Hayes Street Grill
- パリ（10月31日〜11月2日）：Huguette
- ロサンゼルス（11月22日〜24日）：Rappahannock Oyster Bar

日本酒の優位性

なぜ日本酒が魚介類と相性が良いのか。その理由は、ワインに含まれる亜硫酸が魚介類と反応し、不快な香りを発生させるのに対し、日本酒は亜硫酸を使用せず、ろ過によって鉄分をほとんど含まないため、気になる臭いや味が出ません。さらに、日本酒には魚の旨味を引き立てるアミノ酸が2〜5倍多く含まれており、幅広い魚介料理と組み合わせて楽しむことができます。

この命綱とも言えるプロモーションは、世界中の人々に日本酒文化を広め、新しい飲み方の提案をするだけでなく、日本の食文化の魅力を再発見するきっかけにもなっています。JFOODOは今後も、世界中で日本産の農林水産物の魅力を伝える活動を続けることでしょう。