パスタロボットの可能性
2020-12-02 11:00:22

外食産業を変革する!パスタ調理ロボットの開発とその可能性

外食産業を変革する新しい技術



近年、外食産業では人手不足が深刻な課題となっています。この問題は新型コロナウイルスの影響を受け、接触機会を避ける必要性が高まったことから、一層顕著になっています。そんな中、TechMagic株式会社とプロントコーポレーションが共同で開発したパスタ調理ロボットは、まさにこの課題を解決する革新的なアプローチと言えるでしょう。

パスタ調理ロボットの特徴とは?



TechMagicが提供するこのロボットは、単にパスタを作るだけでなく、一連の複雑な調理工程を全自動で行うことができます。具体的には、以下の3つの特徴があります。

1. 全自動で調理プロセスを管理



パスタ調理には、麺を茹で、ソースや具材と混ぜ、皿に盛り付け、最終的には調理器具を洗浄するという一連の工程が含まれます。これらを人の手だけで行うのは非常に負担が大きい作業ですが、開発中のロボットは、保存された麺や具材を正確に選び、自動で供給し、そして独自開発のロボットアームを駆使して調理を行います。これにより、厨房での効率が飛躍的に向上します。

2. 熟練技術の再現



外食産業においては、繁忙時に一時間120食以上の提供が求められることもあります。そのため、このロボットは人間と同等のスピードで料理を提供し、味や見栄えも手作りに劣らない品質が求められます。開発中のロボットは、この高い要求を実現するために作られています。

3. 店舗の生産性向上



このロボットによって、調理作業のほとんどが自動化されることで、働き手を1人単位で減らすことが可能になります。これにより、採用や教育にかかるコストを削減し、店舗の生産性を飛躍的に向上させることが期待されています。

TechMagic株式会社について



TechMagic株式会社は、2018年2月に設立された企業で、特に「技術による持続可能な食インフラを創造する」をミッションに掲げています。前Google日本法人名誉会長の村上憲郎氏をアドバイザーに迎え、多くの企業が直面する人手不足問題を解決するために、ハードウェアとソフトウェアの技術の融合を図っています。事業内容には、調理ロボット事業として厨房内での調理工程の自動化を手がけており、生産性向上に寄与する製品開発を行っています。

プロントコーポレーションの役割



もう一方のパートナーであるプロントコーポレーションも、1988年の設立以来、外食業界において高品質の飲食サービスを提供してきました。両社がタッグを組むことで、外食産業におけるイノベーションを促進し、持続可能なビジネスモデルの構築に向けた大きな一歩を踏み出しています。

結論



この新しいパスタ調理ロボットは、外食産業に革新的な変化をもたらす可能性を秘めています。人手不足や人との接触を減らす必要性が高まる中、この技術の導入は、生産性向上やコスト削減に寄与し、持続可能な飲食業の未来を切り開く手助けとなるでしょう。今後の展開に注目です。

会社情報

会社名
TechMagic株式会社
住所
東京都江東区青海2-5-10テレコムセンタービル西棟19階
電話番号

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