ジェイテクトがインドに新工場を設立
株式会社ジェイテクトは、インドの自動車市場における成長を見据え、新たに自動車部品の生産拠点となる工場を設置することが決定されました。この新しい工場は、ジェイテクトが展開するJTEKT INDIA LIMITEDの8番目の工場であり、社長の茂木仁氏が指揮を執ります。これにより、愛知県刈谷市に本社を置くジェイテクトは、ますますグローバルな展開を加速させることになります。
新工場の詳細
新工場は、インドのグジャラート州アフマダーバード地区に位置し、以下のような概要で設計されています。
- - 工場名: グジャラート工場
- - 場所: State Highway No. 7, Village- Jalisana, Sub-Division- Mandal, District- Ahmadabad
- - 投資額: 2,500百万INR(約35.0億円)
- - 生産開始予定: 2027年
- - 生産品目: コラムタイプ電動パワーステアリング(C-EPS)、マニュアルステアリングギヤ(MSG)、等速ジョイント(CVJ)、ハブユニットベアリング(HUB)
- - 敷地面積: 118,484㎡
- - 建物面積: 24,900㎡
- - 予定従業員数: 600名
この取り組みは、2024年から2027年にかけて進行する第二期中期経営計画の一環として位置付けられています。その中で、ジェイテクトはインド市場の成長に合わせた資源の適正投入や自動車部品の拡販を進める意図があります。新工場の存在が、のちのちインド国内において同社の製品が広く受け入れられる基盤となることが期待されています。
グローバル戦略の強化
ジェイテクトは、インドを成長地域として捉えるだけでなく、その発展に貢献できるような工場を新設することで、製造体制の強化を図っています。今回の新工場建設は、インド市場における顧客のニーズに対する新たなソリューションの提供を目的としているため、既存の7つの拠点と合わせて、さらなる拡張が見込まれます。
JTEKT INDIA LIMITEDの現状
JTEKT INDIA LIMITEDは、1984年に設立され、資本金は254,280,483INR、従業員数は3,450名の規模を誇っています。現在、7つの異なる拠点において、自動車部品の製造を行っており、特にインド市場への強い影響力を持っています。新工場の稼働により、同社はさらに多くの顧客にサービスを提供し、市場シェアを拡大する狙いがあると言えるでしょう。
今回の新工場建設が成功すれば、ジェイテクトはインド市場でのさらなる競争力を増すだけでなく、全世界における自動車部品の供給体制を強化することになります。今後の展開から目が離せません。