背景:物流業界の転換点
日本の物流業界は現在、かつてないほどの変化の渦中にあります。2024年問題や高齢化が進み、若手ドライバーが減少しているため、人材不足は深刻化の一途をたどっています。このままでは、2025年にはドライバー不足が約20万人、2028年には約27万8千人に達すると予測されています。企業はこれまで「採用人数の確保」に努力してきましたが、実際には現場のニーズには対応しきれていません。「即戦力にならない」「長く続かない」といった課題が浮き彫りになりつつあり、新たな採用方法の模索が急がれています。
特ドラWorksの誕生
この状況を受けて、株式会社GLORY OF BRIDGEが立ち上げたのが特定技能ドライバー専門の人材紹介サービス『特ドラWorks』です。物流業界に特化したこのサービスは、採用から教育までのプロセスを一体化させることで、即戦力となる人材を現場に送り込むことを実現しました。特ドラWorksは、特定技能外国人の採用支援を重視し、業界最高水準のトレーニング体制を築いてきました。
特ドラWorksの強み
1. 経験豊富な人材の選抜
特ドラWorksは、インドネシアなど東南アジアの送り出し機関と連携し、現地で運転経験を持つ人材を厳選しています。単なる免許保持者ではなく、物流現場での運転や荷扱いの実績を持つドライバーが中心です。また、日本に来る前に日本語及び物流に特化した専門用語を学ぶため、採用後すぐに現場で活躍できる体制が整っています。
2. 内定後の徹底した教育
GLORY OF BRIDGEは、インドネシアに教育拠点「GLORY BIANTE」を設置し、内定者に対して日本語会話力や物流業界で必要な専門用語・マナー、安全指導を教えます。このプログラムにより、採用時にはすでに必要なスキルを身につけた人材が育成されます。
3. 日本での実地練習
日本に到着後は、提携教習所で実際の道路を運転し、日本の交通ルールや環境に適応できるようなトレーニングが行われます。この段階での教育によって、企業におけるトレーニングコストを削減し、スムーズな業務の引継ぎが可能になります。
4. 業界特化型の採用ノウハウ
GLORY OF BRIDGEは、運送業界におけるニーズに精通しており、特に配送形態や必要な免許に合ったマッチングが得意です。「現場に最適な人材配置」を行うことで、採用後のミスマッチを防ぎます。
代表からのコメント
「私たちが目指すのは単なる数の確保ではなく、質の高い人材の提供です。現地でしっかりと鍛えられ、日本語を学んだドライバーを紹介することで、採用当日から戦力として活躍できる環境を整えています。」と、株式会社GLORY OF BRIDGEの代表取締役出村康作氏は語ります。
今後の展開
将来的には教育拠点を拡大し、2026年度までには1000名規模の教育済みドライバーを日本に送り込む計画です。物流業界だけでなく、介護、外食などの他業種への展開も視野に入れており、教育を起点にした外国人採用の新しい常識を確立していく考えです。GLORY OF BRIDGEは、「GLORYなしでは外国人採用が難しい世界をつくる」という理念のもと、国際的な人材活用の架け橋として挑戦を続けることでしょう。