株式会社Godotが新たな一歩を踏み出す
2023年、株式会社Godot(ゴドー)が、総務省による「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業ICTスタートアップリーグ」に採択されました。この事業は、ICT技術の研究開発を通じて、スタートアップの創出と育成を目指す重要なプログラムです。
神戸市に拠点を置くGodotは、行動科学とAIを組み合わせた都市行動シミュレーションを研究しています。この新しい技術の開発を通じて、同社は「人の行動理解」を基にした交通施策設計に挑戦することを目指しています。
スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業とは
この支援事業は、起業や事業の確立を目指す個人やグループ、スタートアップを対象に、技術の事業化や計画のブラッシュアップを通じて、ICT分野の研究開発を支援します。Godotは、この機会を利用して自社の技術を飛躍的に進化させることを狙っています。
具体的なプロジェクト内容
今回の採択を受けて、Godotは都市行動をシミュレーションするAIのプロトタイプを開発します。このシミュレーションでは、多様な属性を持つ仮想市民(Synthetic Citizens)の行動を高精度なLLMエージェントを用いて再現し、実際の施策シナリオを動的に実行し可視化します。このアプローチによって、さまざまな施策の効果や副作用を事前に検証することが可能になります。
新興国への展開
近年、多くの新興国では渋滞や移動ストレスが深刻な社会問題として浮かび上がっています。Godotは、特にこの新興国に向けて「人の意思決定と行動」を中心にした都市設計支援の事業展開を計画しており、都市インフラや生活の質(Well-being)を改善するための具体的な施策を実施していく予定です。
グリーン技術との連携
さらに、GodotはJETROの「GREEN TRANSFORMATION ACCELERATION PROGRAMME 2024」にも採択されており、マレーシア財閥であるSunwayグループとの連携が期待されています。このプログラムを通じて、グリーン技術(GX)を活用したプロジェクトにも参加し、より持続可能な社会の実現を目指しています。
AI行動シミュレーター『Narrative Finder』の進化
また、今回の支援事業は、Godotが開発したAI行動シミュレーター「Narrative Finder」にもさらなる技術的発展をもたらすでしょう。この技術基盤を交通領域に適用し、企業や地方自治体における意思決定支援を加速します。本プロジェクトが進む中で、行動科学AIが社会に根づき、実際の運用に活かされることが期待されています。
まとめ
Godotが新たに取り組む都市行動シミュレーションは、技術の進化と社会のニーズに応える重要なステップです。今後もこのプロジェクトが、都市の課題解決に寄与し、より良い生活環境の実現に向けて寄与することが期待されます。今後のGodotの展開に、大いに注目していきたいところです。