EdgeCortixの成功
2025-11-06 08:25:36

エッジAI市場での成功を収めたEdgeCortix、シリーズB資金調達を実施

エッジAIの成長が続く中、東京都中央区に本社を置くファブレス半導体企業EdgeCortixは、シリーズBラウンドの資金調達を成功裏に終えたことを発表しました。このラウンドでは、総額が1億1,000万米ドルを超え、30%を超える申し込みが集まりました。この結果は、EdgeCortixの省電力AI処理技術や実行力がもたらす市場でのリーダーシップへの投資家の信頼を示すものです。新たに加入した投資家には、TDK VenturesやCDIB Cross Border Innovation Fund II LP、Jane Street Global Tradingが名を連ねています。これに加えて、初回クローズ時に参加したヤンマーベンチャーズやPacific Bays Capital、NTTファイナンス、SiC Power、Aero X Venturesが支援を続けています。既存の投資家であるSBIインベストメントとGlobal Hands-On VCからも継続的な支援があり、Pacific Bays Capitalは追加投資を行いました。EdgeCortixは、今後のさらなる資金調達を視野に入れています。

財務基盤の強化を目的に、EdgeCortixは株式会社みずほ銀行から1,500億円の当座貸越枠を設定しました。この信頼関係を深めることで、ハードウェアおよびソフトウェアプラットフォームの研究開発を加速させたり、グローバル市場への展開を推進したり、自社の量産体制を強化していくことを目指しています。

また、2025年初頭には、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から、次世代の低消費電力AI推論・学習チップレット・プラットフォーム開発に関するプロジェクトで、30億円の政府支援を受けることが決定しました。これにより、EdgeCortixが持続可能な半導体イノベーション分野におけるリーダーとしての地位が一層固まることになります。

EdgeCortixの創業者でありCEOのサキャシンガ・ダスグプタ博士は「今回の支援は、エネルギー効率に優れたAI処理のグローバルリーダーとしての評価が高まっている証です。いただいた支援を活用し、SAKURA-II AIアクセラレータの生産と販売を加速し、次世代のチップレット「SAKURA-X」の市場投入を前倒ししていきます。これにより、様々な分野における高性能かつ低消費電力のAI推論を実現していきます」と述べています。

TDK VenturesのInvestment Director Ankur Saxena氏も、「EdgeCortixは、性能と省エネルギーが日々求められるエッジAI市場において新たなスタンダードを打ち立てる存在です。ハードウェアとソフトウェアの協調設計を行うことで、効率的なAI推論を提供しており、これがTDKのビジョンとも合致しています」と評価しています。

EdgeCortixは2019年に設立以来、米国やインドにも拠点を持ち、生成AIワークロード向けに最適化された省エネAIプロセッサの開発に取り組んでいます。その革新的なハードウェアとソフトウェアの協調設計手法は、武器システムや宇宙技術、スマートシティ、ロボティクス、通信分野でのエッジ推論用途で業界最高水準の効率性を提供しています。

今後、応用される領域は、ロボティクス、通信、航空宇宙、防衛、スマートインフラ、産業オートメーションと多岐にわたり、EdgeCortixの技術が国際市場で高く評価されつつあることを示しています。彼らの進化する技術がどのように社会のあらゆる面に影響を与えるか、引き続き注目が集まります。詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
EDGECORTIX株式会社
住所
東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 13F
電話番号
03-6417-9661

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