マネーフォワードとデジタルハックの新たな試み
マネーフォワードi株式会社は、株式会社デジタルハックと手を組み、新たに『Admina Digital Workforce』というサービスを展開します。このサービスは情シス(情報システム部門)の業務を支持し、企業が抱える様々なIT関連の課題を解決することを目的としています。具体的には、情シス業務を専門家にアウトソースすることで、業務の効率化を図るものです。
サービスの背景
従来より、マネーフォワードは『マネーフォワード Admina』を通じて、SaaSアカウントの発行やデバイスの管理といった業務を自動化する環境を整えてきました。しかし、IT部門の業務範囲は非常に広く、ツールの運用だけではカバーしきれない業務も存在しました。
そこで『Admina Digital Workforce』は、情シスに精通したエキスパートによる業務代行とオペレーションの改善を組み合わせることで、企業が直面する様々なIT課題にアプローチします。
『Admina Digital Workforce』の特徴
このサービスには、企業のニーズに応じた4つのプランがあります。
1.
情シス不在の企業向け「情シス立ち上げプラン」 では、IT資産管理やアカウント管理など、基礎的なIT環境の構築を支援します。
2.
上場準備企業向け「IT統制プラン」 は、上場時に必要なIT統制をサポートし、業務プロセスを見直します。
3.
「アカウント管理まるなげプラン」 では、アカウント管理を一手に引き受け、『マネーフォワード Admina』の運用を支援します。
4.
「SaaSガバナンス徹底プラン」 では、SaaSの管理から導入プロセスの設計までをカバーし、ガバナンスを強化します。
また、特に「情シス立ち上げプラン」と「IT統制プラン」には、バックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』に精通したメンバーが配置され、導入や運用を支援します。これにより企業は自社の業務改善に専念できる環境を整えられます。
業務の自動化を目指す
このサービスは、マネーフォワード Adminaを利用することで自社対応の工数を削減し、業務プロセスの改善を目指しています。将来的には、自社の情シス業務をほぼ自動化することを目指しており、企業のIT部門の負担を軽減することが期待されています。
リリース記念セミナーの開催
この新サービスの提供開始を記念して、オンラインセミナーを開催します。このセミナーでは、「『Admina Digital Workforce』は情シスの業務課題を解決する手段になり得るのか」というテーマのもと、両社の代表が具体的な事例を交えながらお話しします。セミナーは2025年1月17日に行われ、参加申し込みは公式サイトから可能です。
情シス君とは
「情シス君」は、情報システム部門の業務を効率的に担うためのサービスで、システムエンジニアやIT管理者を必要とせず、低コストでのIT環境構築を実現します。このサービスは多様なニーズに対応しており、企業のIT部門を強化するための重要なパートナーとなります。
実際、料金設定はフレキシブルで、固定費を抑えた変動費としての利用が可能です。
このように、新たなサービス『Admina Digital Workforce』は、企業が抱えるIT関連の課題を解決し、業務の効率化を図るための大きな助けとなることでしょう。今後も注目が必要です。