マンガアラビアの新展開
2024-05-21 12:47:51
サウジアラビアのマンガアラビアが新たな日本法人を設立し、国際展開を加速
マンガアラビア、日本法人を設立し国際展開を加速
サウジアラビアを拠点としたマンガアラビアが、日本市場に特化した法人「マンガインターナショナル」を設立しました。この新たな進出により、アラブの漫画文化を日本を含む国際市場に広げることを目指しています。
マンガアラビアは、数年前から「マンガアラビア(ユースおよびキッズ)」と題した雑誌の印刷版とデジタル版を発行し、すでに195ヵ国以上で800万人以上のユーザーを誇ります。印刷版もアラブ各地で毎月40万部以上が配布されるなど、その人気が伺えます。
アラブ世界のクリエイター育成に注力
同社はまた、アラブ世界のクリエイターの育成にも力を入れており、これまでに170人以上の人材を輩出しています。特に、地方の才能を見出し、彼らに国際的なプラットフォームを提供することが、マンガアラビアの重要な業務の一部となっています。
SRMGの代表取締役CEO、アルラーシド ジュマーナ氏は次のように述べています。「マンガ制作に従事する大手企業との提携を通じて、国際市場への進出はコンテンツ需要の高まりに応じた大きなリターンをもたらすでしょう。また、我々の事業拡大は海賊版対策にも貢献します。」
日本市場への期待
マンガインターナショナルを通じて、ブカーリ イサム氏は「日本の漫画の魅力を多言語展開でより多くの国に広めたい」と意気込みを語っています。特に、日本の出版社とパートナーシップを築き、今後はアラビア語以外の読者層を対象にしたコンテンツの制作・翻訳に取り組むとのことです。
これまでマンガアラビアは、英語や中国語、マレー語に翻訳した作品を発表してきました。新法人でも、この活動を引き継ぎ、サウジアラビアの文芸出版翻訳機関とも連携し、新しいファン層の獲得に努める予定です。
特に注目されるのは、サウジの小説を漫画として紹介する試みです。これにより、アラブ文化の普及と国際的な理解が進むことが期待されています。
今後の展開に期待大
マンガアラビアの新たな一歩は、国際漫画市場において重要な意味を持つと考えられています。アラブ文化を親しみやすい漫画という形で発信し、多様な国々の読者に受け入れられることが期待されています。
今後の展開には、多言語展開や新しい作品の創出など、多くの可能性が秘められています。日本市場への本格的な進出は、アラブのクリエイティブな才能を国際的に知らしめる大きなチャンスとなるでしょう。
会社情報
- 会社名
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Manga Arabia LLC
- 住所
- Makkah Road, Al Motamarat District, Riyadh, Kingdom of Saudi Arabia
- 電話番号
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