パリで成長を遂げる納豆由来のスキンケア
株式会社鈴木ハーブ研究所がフランスのパリにて展開するスキンケア化粧品が、急成長を遂げています。特に「maison wa(メゾン・ワ)」では、保湿成分「ポリグルタミン酸」を使用した納豆由来の商品が注目を集めており、この4年間で売上が驚異的な10.7倍を達成しました。この成功は、日本の優れた美容成分がフランス市場で受け入れられている証です。
納豆の保湿力に注目
納豆に含まれる「ポリグルタミン酸」は、その保水力においてヒアルロン酸の約2倍に相当します。この成分の効果により、多くの肌悩みを抱える人々が解放されることを期待しており、その魅力を広めるための努力を続けています。特に「maison wa」ではリピーターが増加しており、顧客からの高評価がうかがえます。
この売上増加は、株式会社鈴木ハーブ研究所がEU市場に向けて進めてきた販路開拓の成果です。経済産業局の「Challenge Local Cool Japan inパリ」の支援を受けたことが、欧州での事業展開を大きく後押ししました。ナッツの魅力だけでなく、地域の特産品を生かした商品開発を進めてきた結果が、この成果に結びついているのです。
商品の特徴と販売場所
「maison wa」では、以下のスキンケア商品が取り扱われています。
- - 納豆ローション: 150mL、価格は24.16€。
こちらにはポリグルタミン酸が配合されており、小さなお子様から全身に使用可能です。
ぷるぷるとしたテクスチャーが特徴のこの保湿ジェルは、オールインワンとしても使えます。
どちらの商品も、茨城県産の大豆を原料とし、地元の恵みを生かしたアイテムです。精製された納豆由来成分を使用しているため、独特の臭いやネバネバ感がないのが特徴です。
特別なパッケージデザイン
また、商品のパッケージは筑波大学の学生とのコラボ成果であり、和紙や金箔を使用したデザインが施されています。納豆の特徴を視覚的に表現しており、魅力的な形状やカラーの組み合わせは、国内外の消費者からの注目を集めています。
会社の背景
株式会社鈴木ハーブ研究所は、2004年に設立され、茨城県東海村に本社を構えています。現在の従業員数は45名で、化粧品の研究開発・販売を手掛けています。その革新的な商品開発により、着実に成長を続けている企業です。
今後も、鈴木ハーブ研究所は納豆由来のスキンケア商品の普及を進め、国内外でのさらなる展開に期待が寄せられています。日本の優れた美容成分がパリで注目を浴びているこの状況を、ぜひ見逃さないでください。