Pi:Co Classic4登場
2025-06-10 10:46:31

アールティが発表したPi:Co Classic4—ロボット教育の新標準に向けた進化

アールティ、新型ロボット教育キット「Pi:Co Classic4」を発表



株式会社アールティが新たに開発した「Pi:Co Classic4」が、2025年6月20日から販売を開始します。この商品は、ロボット学習の入門者に最適なキットであり、現在の技術トレンドに乗った進化を遂げています。アールティの「Life with Robot®」というミッションのもと、ロボット技術を通じてAIや自動運転の基本を学ぶことができるため、多くの学生やプロフェッショナルにとって貴重な学習ツールとなるでしょう。

Pi:Co Classic3の進化版



前作の「Pi:Co Classic3」は、ESP32-S3-WROOM-1という高性能のWi-Fiモジュールを搭載しており、micro-ROS開発に対応していました。そのため、教育現場や企業のロボット研修で非常に高い評価を受けてきました。この実績を踏まえ、Pi:Co Classic4は、さらに直感的な操作性と学びやすさを追求しています。

主な進化ポイント



1. 直感的な操作性


新たにインターフェースが更新され、Web経由でパラメータの確認や変更が簡単にできるようになりました。これにより、よりスムーズに開発プロセスを進められ、学ぶことに集中できる環境が整っています。

2. 制御の高度化


オプションとして搭載されるジャイロセンサーにより、複雑な動作の学習が可能になります。この機能は、ロボットの姿勢を制御し、高度なアルゴリズムを学びたいユーザーに最適です。これにより、実践的かつ深い理解が得られます。

3. 効率性と性能の向上


アナログデバイセズ社の強力なTMC5240モータドライバを採用し、従来のモデルよりもトルク性能が向上しました。特に実験を長時間行う際や動的な動作の際にそのポテンシャルを発揮します。

4. 安定した電源供給


バッテリーの仕様が強化され、3.3Vの電源供給が1Aにまで上げられました。これにより、Wi-Fi接続を使っていてもマイコンの電源が落ちる心配がなく、安心してロボットの操作に集中できます。

5. 幅広い開発環境への対応


Pi:Co Classic4はWindows、macOS、Linuxといった主要なOSでArduino IDEを通じて開発ができます。また、C言語でのサンプルコードやMATLABにも近日中に対応予定です。

包括的な教材キット



このキットは、単にロボットを組み立てるだけでなく、教育機関や企業の研修用にも最適化されています。パーツの組み立てガイドや、プログラミングの基礎から応用まで段階的に学べる教材が含まれています。特に、ロボット製作に必須のはんだ付け練習基板も付いており、学習者は安心して実機の組み立てに取り組めます。

キット内容の特徴


  • - 電子マニュアル:分かりやすい写真つきのガイドで初心者でも安心して組み立てが可能。
  • - サンプルプログラム教材:フィジカルAIなどを用いた迷路解析アルゴリズムも学習できる。
  • - はんだ付け練習基板:ロボットに必要なスキルを学ぶための基板が付属。

アールティのビジョン



株式会社アールティは、「ロボットのいるくらし」を実現することを目指し、AIやロボティクスの最先端技術を開発しています。エンターテインメントや教育、サービスロボット開発に注力し、幅広い産業での人々が豊かな生活を送るための技術を提供しています。今回のPi:Co Classic4も、そのビジョンに基づく重要な一歩となることでしょう。

今後もアールティは、技術革新を続けることで、より効率的で持続可能なロボット社会の実現を目指します。興味を持たれた方は、ぜひアールティの公式ウェブサイトをご覧ください。

アールティ公式サイトで詳細情報をチェックし、最新のロボット教育のトレンドを把握しましょう。


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会社情報

会社名
株式会社アールティ
住所
東京都千代田区外神田3-9-2末広ビル3F
電話番号
03-6666-2566

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