佐川急便とDHLの新たなパートナーシップ
2025年4月11日、佐川急便株式会社とDHLジャパン株式会社は、持続可能な航空燃料(SAF)の活用により温室効果ガス排出量を削減するための「DHL GoGreen Plus」契約を締結しました。この契約により、佐川急便が提供する「飛脚国際宅配便」サービスにDHLが提供する環境に優しい輸送技術が導入されます。
環境への積極的な取り組み
「DHL GoGreen Plus」は、輸送に伴う温室効果ガス排出量を約10%削減する可能性があります。具体的には、佐川急便が提供する国際宅配便サービスを通じて、DHLのネットワークを利用し、世界220以上の国と地域に迅速に荷物を届けます。この斬新なアプローチにより、環境への負荷を大幅に軽減することが期待されます。
DHLジャパンの社長トニー・カーン氏は、「弊社のGoGreen Plusの価値を認めていただき、佐川急便との契約締結ができたことを非常に嬉しく思います。温室効果ガスの実質ゼロを目指すビジョンを共有しており、共に日本社会の環境負荷軽減に貢献できることを願っています」と語ります。
佐川急便の意義と意気込み
佐川急便の社長笹森公彰氏も、この契約に喜びを示しました。「温室効果ガスの排出削減は私たちにとって重要かつ緊急なテーマであり、これまで環境対応車両の導入を進めてきました。DHLとのパートナーシップを通じて、さらにクリーンで効率的な航空輸送を実現していきたいと考えています」と述べています。
脱炭素社会の実現に向けて
佐川急便を含むSGホールディングスグループは、CO₂排出量削減に向けた明確な目標を掲げています。2021年度に向けた取り組みとして、ハイブリッドトラックや電気自動車の導入、エコ安全ドライブによる燃料消費の抑制など、さまざまな手段を講じています。これらの活動を通じて、脱炭素社会の実現を目指しています。
今後も佐川急便とDHLは協力し、国際輸送サービスの提供を通じて環境負荷を低減し、持続可能な社会の構築に寄与するサービスの開発を促進していくことでしょう。共同での取り組みにより、業界全体の脱炭素化を推進し、次世代に向けた地球環境の保護へとつなげていきます。
まとめ
佐川急便とDHLジャパンの提携は、輸送業界において環境への配慮が進む好例です。「DHL GoGreen Plus」を活用することで、地球に優しい物流の実現が期待されており、両社の取り組みが今後の業界を牽引していくことが望まれます。