IoT技術を駆使した新感覚の京町屋ゲストハウス『宿ルKYOTO和紙ノ宿』がオープン

京町家と最先端技術の融合

今年、京都に新たな魅力を提供する『宿ルKYOTO和紙ノ宿』がオープンしました。この高級一棟貸しのゲストハウスは、大正2年に建造された築100年の京町屋をリノベーションしたもので、古き良き日本の伝統が息づく空間を現代の快適さで包み込んでいます。

アクセスの良さと観光名所

この宿は、京都駅から徒歩9分、東寺駅から徒歩3分とアクセスが非常に良好です。周辺には、有名な東寺や西本願寺、さらには京都水族館といった観光名所があり、通り沿いの様子も風情があります。

IoT設備の主な特徴

『宿ルKYOTO和紙ノ宿』では、「Smart VR Pad」という独自のシステムが導入され、宿泊者はアプリを通じて様々なデバイスを操作することができます。具体的には、スマートロック機能により、アプリで簡単に鍵の開錠が可能になっています。これにより、宿泊中に鍵を家に忘れた場合も、安心して利用できる仕組みが整えられています。

さらに、音感知センサーが備えられており、夜間の騒音問題に対応。一定の音を超えると、リアルタイムで連絡が入るため、近隣住民にも配慮しつつ快適に安眠を提供します。加えて、スマートホームデバイスを通じてエアコンの遠隔操作も可能となっており、宿泊者がいつでも快適な温度環境を維持できるよう配慮されています。

美しくデザインされた空間

このゲストハウスは、伝統的な京町屋の要素を大切にしつつ、モダンなデザインを取り入れています。専門の庭師による坪庭や、照明デザイナーによる趣向を凝らしたライティングが施されており、訪れる人々に特別な体験を提供します。

部屋には、著名な和紙職人・ハタノワタルが手掛けた和紙製の家具が置かれ、古建具の温もりを感じながら、利便性と快適さを享受できます。寝具やアメニティもこだわりを持って選ばれ、大東寝具の高品質な寝具から始まり、john masters organicsのオーガニックシャンプーまで多彩です。

上質なアメニティと充実した設備

宿泊者は、NESPRESSOのコーヒーマシンを使用して本格的なコーヒーを淹れることができます。また、バルミューダのトースターを使った焼き立てのパンと共に素晴らしい朝食を楽しむこともできるのです。これにより、宿泊体験が一層充実し、居住空間としての快適さを感じさせます。

開発の背景

『宿ルKYOTO和紙ノ宿』は、株式会社トマルバと設計事務所のSTUDIO MONAKAが共同で立ち上げたプロジェクトです。トマルバは、古民家や京町家をリデザインして高級旅館として再生することを専門とし、地域の魅力を最大限に引き出すことを目指しています。空き家問題への一助として、観光地としての京都をさらに盛り上げる取り組みを行っています。