omusubi不動産が提供する新サービス「あきやもしもし」
有限会社トノコーポレーションが運営するomusubi不動産が、空き家の活用に悩む方々に向けた新たなサービス「空き家の進路診断サイトあきやもしもし」を2024年11月7日より開始します。このサイトでは、AIを利用して多様な活用方法を提案し、空き家の価値を最大限に引き出すお手伝いを行います。
現在の空き家問題の現状
総務省の「住宅・土地統計調査」によると、2023年10月時点で、日本には約900万戸の空き家が存在し、その数は過去最多を記録しています。この問題は年々深刻化しており、1993年から2023年の30年間で空き家は約2倍に増加しました。特に最近施行された「空き家対策特別措置法」の改正により、管理が不十分な空き家に対する優遇措置が解除されることから、空き家を所有する方々の責任がさらに重くなっています。
空き家活用における2つの課題
空き家の所有者がその活用を考える際、大きな2つの課題が立ちはだかります。一つ目は、具体的にどのように活用するべきか分からないことです。物件の特徴や自身の状況に応じて、販売や賃貸の選択肢を判断する必要がありますが、これには専門的な知識が必要で、多くの方が不安を抱えているといいます。
二つ目は、不動産会社に相談する際の心理的ハードルです。「個人情報が知られたくない」「相談した後に営業が来ないか心配」といった要素が、オーナーの不安感を煽っているのです。
このような環境の中で、omusubi不動産は「誰にも知られずに、自分に合った空き家の活用方法を探せる場所」を提供することを目指し、このサービスを開発しました。
「あきやもしもし」の3つのポイント
新サービス「あきやもしもし」の特長は次の3つです:
1.
無記名で診断が可能: 利用者は、マスコットキャラクターのあきやむくんから出される13の質問に答えるだけで、どの活用方法が最適かを診断を受けることができます。診断後、提供された7つの活用パターンの中から最も適したものを得ることができます。
2.
具体的な活用事例の紹介: omusubi不動産では、多くの空き家のリノベーションや再生に関わってきた経験を活かし、実際の活用事例を診断結果に沿って提示します。「残置物処分をした上でのリノベーション」といった具合に、リアルなイメージを掴むことができます。
3.
ニーズに応じたサポートも提供: omusubi不動産は、診断結果に基づいて、具体的な活用方法を提案し、必要に応じてサポートを行うワンストップサービスを展開しています。これにより、空き家を活用する際の全過程を通じて手厚い支援を受けられます。
今後の展望
omusubi不動産は、空き家活用を通じて地域の価値向上を目指すエリアマネジメント企業や家守会社、行政などと連携し、「あきやもしもし」を新しいツールとして活用してもらえるよう努めていきます。このネットワークを通じて、全国各地の空き家問題に対して積極的に取り組み、持続可能な地域づくりを推進していく計画です。
お問い合わせ
サービスの詳細やご利用については、公式URL
こちらをご覧ください。
omusubi不動産について
omusubi不動産は、「自給自足できる街をつくる」をコンセプトに、空き家を活用したまちづくりを行っています。2014年から土づくりや農業とのコラボレーションを推進し、地域に根ざしたサービスを展開してきました。
さらに、下北沢に新店を構え、地域との交流を深めながら事業を展開しています。自分たちの暮らしも地域の楽しさも、共に創り出すことを目指して活動しています。
この新サービスが、空き家問題の解決に向けて一歩を踏み出すきっかけとなることを期待しています。