MOLDINOの新インサートJP4105の魅力
MOLDINOが2016年に発表したアルファ 高送りラジアスミルTD4Nは、その独特なデザインと経済性によって多くの顧客に支持される製品です。この度、新たに高硬度材加工用のインサートJP4105がラインナップに加わり、さらにその利用可能性が広がります。
開発の背景
これまで、高送り工具においては削り残しが課題とされていましたが、MOLDINOはこれに対する独自の解決策を提供しました。TD4Nの開発当初から好評を博しているこの商品ですが、高硬度の被削材に対応するインサートがなかったため、プレス金型や鍛造金型の製造には限界がありました。そのため、MOLDINOは高硬度材に特化したJP4105を開発しました。
TD4Nの特長
この機械の主な特長は以下の通りです。
1.
削り残しの低減: 従来の0.5mmから0.2mm以下に削減し、次工程工具の負荷を最大40%削減。
2.
優れた切りくず排出性: 破損トラブルを低減し、高能率な加工を実現。
3.
経済性: 両面使用が可能な4コーナインサートでコストパフォーマンスも優れています。
4.
高精度: JP4105インサートは50HRC以上の高硬度材に適しており、工具寿命のばらつきを抑制します。
JP4105の加工用途
新たに追加されたJP4105は、特にプレス金型、鍛造金型、ダイカスト金型などの荒加工において高い性能を発揮します。これにより、業界における加工精度や効率が大きく向上することが期待されます。
インサートの詳細
今回、追加されたインサートはENGU0603ER-C:JP4105で、価格は1,600円(税別)です。発売日は2022年3月22日で、すでに製品情報がMOLDINOの公式ウェブサイトで提供されています。
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結論
MOLDINOの新しい高送りラジアスミルTD4Nに加わったJP4105は、高硬度の材質を扱うニーズに応えるために設計されており、今後の金型加工の効率や精度を大きく向上させることでしょう。これからの製造業において、この新たなインサートがどのような変革をもたらすのか、注目が集まっています。