世界初の仮想通貨Nem決済専用のフリマサービスNemcheが新たな展開へ

世界初の仮想通貨Nem決済限定のオンラインフリーマーケット、「Nemche」の成長

2017年12月にローンチされた「Nemche」は、世界初の仮想通貨Nemによる決済が可能なオンラインフリーマーケットとして注目を集めました。開始からわずか1ヶ月で約18万PVを記録するなど、急成長を遂げたこのサービスは、仮想通貨コミュニティにとって欠かせないプラットフォームとなっています。

しかし、「Nemche」を運営していた開発チームimagicは、大学生という限られたリソースを抱えていたため、長期的な成長の可能性に疑問を持つようになりました。その結果、ビットラボに事業を譲渡することを決定し、現在はその運営をビットラボが引き継いでいます。譲受金額は公開されていませんが、この決定がサービスのさらなる発展につながることを期待されています。

今後の展開

ビットラボは、Nemcheの機能拡充に向けた新しい機能の追加を進めており、近日中に新サービスがリリースされる予定です。さらに、5月19日（土）には「NEMクリエイターフェスティバル」に出展し、その存在感を強調する計画です。このイベントを通じて、仮想通貨ファンやクリエイターとの交流を深められる機会となるでしょう。

Nemcheの機能

Nemcheの特長は、出品した商品の価格がXemの相場に応じて自動で変動する点です。たとえば、出品時に設定した価格が10Xemであり、出品時のレートが1Xem=100円のとき、相場が1Xem=90円に落ち込むと、価格は自動的に11.111Xemに調整されます。この機能により、売り手は市場に適応した価格設定を維持できるため、柔軟な取引が可能です。

ブロックチェーン関連のグッズが特に人気であり、NemやBitcoin、Ethereumのロゴを用いたハンドメイドアイテムが多数出品されるほか、デジタルコンテンツのダウンロード販売も行われています。こうした多様な商品群が、ユーザーの興味を引き、取引を促進しているのです。