福井市ふるさと納税、お礼状に地元写真家tomosaki氏作品採用
福井市が実施するふるさと納税で、お礼状に地元出身の写真家tomosaki氏の写真作品が採用され、大きな話題となっています。株式会社大津屋が2022年12月より行っている同市のふるさと納税中間事業において、寄附者に送られる返礼品に同梱されるお礼状に、tomosaki氏の作品が使用されることになったのです。
tomosaki氏:故郷の風景を伝える写真家
福井市と関東地方を中心に活躍するプロフォトグラファーであるtomosaki氏は、「青春」や「物語」を感じさせる情景をテーマに、見る者の心に響く作品を数多く生み出しています。今回のふるさと納税のお礼状には、福井の四季の移ろいや美しい自然風景を捉えた4枚の写真が使用され、寄附者へ地元の魅力を伝えるとともに、福井市と寄附者との間に温かい絆を育む役割を担っています。
写真に込められた福井の風景
使用された写真は、足羽川朝倉氏遺跡や愛宕坂福井駅前など、福井の代表的な場所を捉えたもの。tomosaki氏は自身のコメントで、「福井市で生まれ育った私にとって、今回のお話をいただけたことは大変嬉しく思います。福井市は自然が豊かで、身近に絶景が広がっています。今回提供させていただいた4枚の写真は特に私のお気に入りです。福井市の素晴らしい返礼品とともに手に取って頂き、ご自宅でも福井市の風景を感じていただければと思います。」と、故郷への深い愛情と今回のプロジェクトへの喜びを語っています。
福井市担当者のコメント
福井市ふるさと納税担当者も、「ふるさと納税を通じて福井市を応援してくださる方々に、さらに福井の魅力をお伝えし、心に残る贈り物として感謝の気持ちを届けたいと考えています。tomosakiさんの写真を通じて、ふるさと福井の美しい風景を寄附者の皆様に感じていただき、福井市のファンになっていただければ幸いです。」と、寄附者への感謝と、ふるさと納税を通じた地域活性化への強い意志を表明しています。
tomosaki氏のプロフィール
2000年生まれ、福井県出身のtomosaki氏は、現在福井県と神奈川県の二拠点で活動するフリーランスフォトグラファーです。「青春や物語を感じるシーン」をテーマに撮影を行い、2020年には「東京カメラ部10選U-22 フォトコンテスト」に入選、2022年にはKADOKAWAより写真集「あの頃にみた青は、」、モッシュブックスより「L&SCAPE 撮りたい世界が地元にある」を出版するなど、精力的に活動しています。また、2022年から福井市公式観光サイトのフォトグラファーも務め、観光客の目線からも故郷の魅力を発信しています。InstagramやX(旧Twitter)でも作品を公開しています。
株式会社大津屋:ふるさと納税事業をサポート
今回のふるさと納税事業をサポートしているのは、福井県福井市に本社を置く株式会社大津屋です。同社は、ダイニングコンビニ「オレンジBOX」、高速PA「オレボステーション」、地域商品セレクトショップ「福人喜」、福井市観光物産館「福福館」などを運営するほか、地域産品の企画開発や卸売、お土産店舗のプロデュース、自治体ふるさと納税業務の代行サポートなど幅広い事業を展開しています。
まとめ
tomosaki氏の写真が彩るお礼状は、単なる感謝の言葉を超え、福井市の魅力を凝縮した贈り物と言えるでしょう。ふるさと納税を通して、寄附者と福井市とのつながりがより一層深まることが期待されます。この取り組みは、他の自治体にとっても、ふるさと納税の新たな可能性を示唆する好事例と言えるでしょう。