三陸フィッシュペーストの新しい挑戦
三陸フィッシュペースト株式会社は、時代を超えた革新的なかまぼこを展開しています。特に注目されているのが「旅するかまぼこ」です。この商品は、常温で保存でき、保存料は使用せず、なんと6か月もの間日持ちします。このユニークな商品は、発売から今日までの数年間で多くの人々の手に渡り、国内外の旅行先でも人気を博しています。
夢は宇宙食
同社の代表取締役、及川善弥氏は、かまぼこがただのお土産として売れるだけでなく、次のステージとして「宇宙食」となることを夢見ています。現在、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙日本食としての認証を取得するために、努力を続けています。ただし、宇宙食として認められるためには多くのハードルが待ち受けています。
そのような中、三陸フィッシュペーストは新たなるプロジェクトを立ち上げました。「旅するかまぼこ」を成層圏まで打ち上げるため、クラウドファンディングを実施するのです。このプロジェクトは2025年3月1日から31日までの期間に行われ、3日間で早くも40%の目標達成率を記録しました。
成層圏へ打ち上げ
その打ち上げは高さ約30,000メートルまで達する計画です。雲の上から地球を眺めるという経験は、誰にとっても貴重で、また戻ってきたかまぼこを使って新たな商品を開発することも目指しています。そのかまぼこは、「ほぼ宇宙を旅したかまぼこ」として、多くのファンと共有されます。
このプロジェクトは、ただの打ち上げではなく、参加者自身がこの夢の一部となり、共に楽しむという形を取っています。実際に旅をしたかまぼこによる新商品や、打ち上げの様子を収めたドキュメンタリー映像の制作も予定されています。映像のエンドロールには、支援してくれた方々の名前がクレジットされることも大いに期待されています。
未来への可能性
このプロジェクトに参加することで、皆さんも未知への第一歩に踏み出せるかもしれません。成層圏で経験する「宇宙との接点」は、通常の日常生活では得られない貴重なものです。さまざまな刺激が潜むこのプロジェクトとともに、かまぼこの新たな可能性を探求してみませんか?
宇宙の入り口である成層圏に旅立つかまぼこが、どんな風景を見せてくれるのか、そしてその旅の成果が味わいや感動となる瞬間を、共に体験できたらどれほど素晴らしいことでしょうか。興味を持たれた方は、ぜひ13分の一の可能性に触れてみてください。
さあ、宇宙を旅したかまぼこで乾杯しましょう!
プロジェクトの詳細
三陸フィッシュペースト株式会社について
三陸フィッシュペースト株式会社は、株式会社及善商店と株式会社かねせんの二つの伝統ある蒲鉾店が協力して設立された企業です。震災後、消費低下に直面したかまぼこ業界を盛り上げるため、2017年に設立されました。代表取締役の及川善弥氏と共同代表の斎藤大悟氏が、地域の資源を活用して新たな挑戦をしている姿は、多くの人々から注目されています。