株式会社エクスがCodeerのローコード技術を導入!
株式会社エクスは、2023年に株式会社Codeerの『Codeer.LowCode.Blazor』を自社の新製品に採用し、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を本格的に加速させることを発表しました。エクスは1994年に設立され、これまで生産管理システム『Factory-ONE 電脳工場』シリーズを展開し、高い評価を受けてきました。今回の取り組みは、エンドユーザーによる内製化の推進に加え、柔軟なシステムカスタマイズを実現するための重要な一歩となります。
導入の背景と決め手
新たな技術への期待
エクスの代表取締役社長、抱 厚志氏は、導入の背景について、『これまでのお客様の細かいニーズに対応するために、柔軟性が求められていました。そこで、ローコードやAIといった新しい技術の活用を模索していました。』と述べています。また、システムソリューション本部の高橋俊臣氏も興味を抱き、デモを通じて『エクスのビジネスと非常にマッチする技術かもしれない』と感じたと語りました。
こうした導入決定の主な理由は、ローコード機能が自社の製品に組み込みやすいことでした。抱氏は、『内製化を促進しDXを進める技術が求められていた中で、Codeer.LowCode.Blazorはまさに求めていた解決策でした』と語り、両社の協力で新たなソリューション提供への自信を深めています。
Blazorの採用とその効果
抱氏が言及するように、エクスが採用したBlazorは、C#やVisual Studio環境に親和性の高い開発ツールです。高橋氏によると、新しい技術を導入することで、Webアプリケーションの開発がスムーズに行えるだけでなく、業務の効率化にもつながるとしています。特にWinFormsの技術者が多いエクスにとっては、従来の開発の流れを保ちながら新しい技術に取り組むことができる大きな利点です。
今後の展望と可能性
石川氏(株式会社Codeer社長)は、両社が協力して進める新製品への期待を語りつつ、具体的なビジネスアイデアにも触れました。抱氏は『この技術を利用することで、これまで以上に価値のある製品を提供できる』と確信しています。その一方で高橋氏は『これまでにないアプローチができる可能性が広がっており、開発メンバーも興奮しています』と述べ、両社の強力な連携が新たなビジネスチャンスを生むと期待しています。
結論
株式会社エクスによるCodeer.LowCode.Blazorの採用は、製造業における新たな歩みの始まりを示しています。この取り組みがデジタルトランスフォーメーションを加速させることは疑いの余地がありません。両社の専門技術が融合することで、業界全体に革新をもたらすことでしょう。今後の発展を期待する声が多く寄せられています。
会社概要
- - 株式会社エクス: 大阪市に本社を置き、製造業向けの生産管理ソリューションを提供。設立は1994年。
- - 株式会社Codeer: Microsoft MVPが複数在籍し、.NET開発に強みを持つ企業。設立は2011年。
新製品へのCodeerのテクノロジー導入は業界でのスタンダードを打ち立てる可能性があります。注目のコラボレーションがどのように進展していくのか、今後の動向にも注目です。