ティアンギス・トゥリスティコ2014の成果
2014年5月9日、メキシコのカンクンにて、ラテンアメリカ最大の旅行産業トレードショー「ティアンギス・トゥリスティコ」が閉会しました。今回のイベントは39回目を迎え、過去最高の参加者数を記録しました。
※ティアンギスは、メキシコ国内の旅行業界の発展を目指して実施される重要なイベントです。メイン会場となったラカム・センターでは、各州政府や地域、航空会社などによるプレゼンテーションやサプライヤーとの商談が活発に行われました。
このイベントに参加したのは、5大陸61カ国から集まった847名のバイヤーたちであり、38,182件の商談が成立しました。特に観光セクターからは、32の連邦区と120の企業が関与する152のパビリオンが出展し、多彩な観光資源を有するメキシコの魅力をアピールしました。
参加者の充実した顔ぶれ
閉会式では、キンタナ・ロー州知事のロベルト・ボルヘ・アングーロ氏や観光大臣のクラウディア・ルイス・マシェウ氏が、この成功を強調しました。前年のプエブラ州での開催と比較し、今年は45%増の61カ国から参加があったというデータが示され、特に観光支出が高い国々からのバイヤーの存在が際立ちました。
マシェウ氏は、「今後のメキシコ観光への需要が見込まれる市場が広がっている」とし、アジア・パシフィック地域からは12カ国、合計31名のバイヤーが参加したことが挙げられました。また、ラテンアメリカ諸国からも45名のバイヤーが訪れ、国際的な関心が集まりました。
今後の展望
特に、米国からは174名、カナダからは35名、ヨーロッパ全体からは110名のバイヤーが参加したことから、米国とカナダの定着市場からの需要が高いことも読み取れます。
次回の第40回ティアンギスは、2015年にゲレロ州のアカプルコで開催される予定です。このような国際的なイベントがメキシコの観光業界のさらなる発展に寄与することが期待されています。
このイベントに関するプレスリリースの詳細は、
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