東急、社内コンテンツ制作の効率化を目指す
東急株式会社が、社内コンテンツの制作効率を向上させるために、AI編集アシスタント「StoryHub」を導入した。この取り組みは、人事戦略室の風土醸成チームが、社内イベントの企画運営やインタビュー記事の作成に直面している課題を解決することを目的としている。
導入背景と課題の明確化
風土醸成チームは、人事の役割を単なる制度づくりにとどまらず、企業文化の育成に重視している。そのため、毎月最大で10本のインタビュー記事を製作しており、社内イベントについても記録を残す必要がある。しかし、これらを全て内製するのは時に非常に困難であった。大型のインタビュー記事はその制作に10時間以上を要し、外注していた書き起こしもその都度手間や時間がかかるという課題を抱えていた。
StoryHub導入の決め手
そこで、さまざまな生成AIサービスを試した結果、東急の風土醸成チームは「StoryHub」に着目することとなる。具体的には、AIツールの使い勝手の良さと、過去の社内向け記事を参考にしながら具体的なニーズに対応する「レシピ」を設計することで、業務の効率化を図ることに決めた。
この「レシピ」という機能は、話者のエピソードを正確に記録し、実際の口調や方言をそのまま残すことができるという特徴がある。このようなカスタマイズが可能であることは、通常のAI活用では得られないメリットであり、インタビュー記事の製作時間は従来の3分の1にまで短縮された。
新たな制作体制の実現
さらに、イベントの書き起こしでも非常に高い精度を目指すことができるレシピを使い、文字起こしの外注が不要になった。これにより、関連業務の効率性が劇的に向上し、イベント開催後すぐにコンテンツ制作が可能となった。現在、月に最大12本の制作体制が実現し、担当者が変わってもスムーズに業務が継続できる仕組みが整った。
結論
「StoryHub」の導入により、東急株式会社は社内コンテンツの制作実行力を大幅に強化し、業務の属人化を解消することに成功した。この革新は、より多くの企業が人材育成と社内文化に投資する際の一つのモデルケースとなるだろう。今後も業務の効率化を進め、質の高いコンテンツの発信を続けていくことが期待される。
会社概要
東急株式会社は渋谷を本拠に持つ企業であり、様々な分野で革新を進めている。今回の取り組みもその一環として、より良い労働環境の構築を目指し、社内コミュニケーションの重要性を再認識させるものとなった。社内での情報発信力を強化することで、企業全体としての成長を連動させるスタイルが今後も推進されていくことが期待される。