新しい教育モデル『原宿大学』がついに始動
2022年3月22日、名古屋大学ディープテック・シリアルイノベーションセンター(通称: Dセンター)が、アートディレクター千原徹也が率いる「れもんらいふ」と共同で新プロジェクト『原宿大学』をローンチしました。このプロジェクトは、教育に新たな文化的要素を導入し、アントレプレナーシップを促進することを目的としています。
原宿大学のコンセプト
『原宿大学』のコンセプトは、単なる学校の枠を超えた新しい教育の在り方を模索するものです。名古屋大学からスタートするこの取り組みは、さまざまな分野の専門知識を持つクリエイターや起業家が集まり、多様な文化を学びながら新しいアプローチを社会に提案することを目指しています。この考え方は、「原宿」という場所がもたらす独自のカルチャーに基づいています。
教育の未来を考える
このプロジェクトの第一歩として、3月22日に東急プラザ原宿「ハラカド」で『原宿大学』のLaunch partyが開催されます。トークセッションでは、名古屋大学の宇治原徹教授や千原徹也を含むゲストたちが「これからの教育とは何か」というテーマについて議論を交わします。このイベントでは、登壇者と参加者との交流会も予定されており、参加者は新しいアイデアやネットワークを得る貴重な機会となるでしょう。
登壇者紹介
- - 宇治原徹: 名古屋大学Dセンターのセンター長で、未来材料の研究に携わる教授です。彼は革新技術の開発を通じて、新しい時代の教育を切り拓くことを信じています。
- - 千原徹也: アートディレクターで、広告やブランディングの分野で広範な経験を持ち、映画監督としても活動しています。彼のデザイン会社「れもんらいふ」は、オープンなスペースでのコミュニティ造りに力を入れています。
- - 新村和大: アントレプレナーシップ教育を専門とする教師で、スタートアップ企業の運営にも関与しています。
ゲストの多彩さ
さらに、ゲストには新しい視点を持つ様々な専門家が参加します。環境に配慮したビジネスを創造する合田瞳、そして共同体や組織の中でアートを駆使する下山明彦など、さまざまなバックグラウンドを持つ登壇者たちが揃い、刺激的なディスカッションが期待されます。
原宿大学での未来の可能性
この『原宿大学』は、名古屋大学から始まりますが、今後は他の大学と連携しながら広がりを見せる可能性があります。宇治原教授は、この新しい大学が研究や技術、アイデアを独創的な作品に変え、社会と結びつける力を持つことを期待しています。千原徹也も、「偶然」の要素や「場の文化」から新しいビジネスが生まれることに信じを置いています。
原宿大学が目指すのは、従来の教育の枠組みを超えた新しい価値観の浸透と、社会における知識の活用です。これからの学生や教員がクリエイターとして活動する姿勢が、教育の未来を変える大きな力となることでしょう。未来を見据えたこのプロジェクトに注目が集まります。