愛媛県今治市、持続可能な地域社会に向けた協定を結ぶ
今治市は、三井住友海上火災保険株式会社および株式会社ファーストクラスとともに、「持続可能な地域づくりに関する連携協定」を締結しました。この協定は2025年7月28日に今治市役所で行われ、企業と行政が協力して地域の未来を支えるものです。
企業と行政の手を組んで
この協定により、今治市、三井住友海上、ファーストクラスは互いのリソースを活用し、SDGsの達成を目指します。特に注目されるのは、ファーストクラスが提供する「クローズドマート」というサービスです。これは、食品ロスの削減を目的に、賞味期限が近い食品を安価に提供するECサイトです。
このプラットフォームが導入されることで、地域における食資源の活用が図られ、企業が負担するコストの軽減にもつながります。また、製品のブランド維持にも寄与し、長期的には地域経済への好循環を生むことが期待されます。
食品ロス削減を促進するクローズドマート
「クローズドマート」のモデルは今治市での使用が進み、食品事業者がこれまで廃棄していた食品が再利用される機会が生まれます。これにより、食品ロスの削減と地域貢献が同時に達成され、地元企業の収益向上にも寄与します。
また、このプラットフォームでは、販売された商品の一部が今治市に寄付される仕組みが構築され、社会課題の解決に向けて具体的かつ持続的な支援がつながることになります。今治市内の市民や企業が参加することで、地域全体のSDGs意識を高めることができるでしょう。
大阪・関西万博チケットを通じたSDGsの理解促進
協定締結後、三井住友海上から今治市に対して「大阪・関西万博チケット」が寄贈されました。今治市は、これらのチケットを活用し、市民や参加企業にSDGsに対する理解と関心を促進する意図があります。特に、「いまばりSDGsネット」に登録された団体へ、これらのチケットを提供することで、さらなる地域活動を支援する計画もあります。
今後の展望
今治市は、こうした官民連携を通じて持続可能な地域社会の実現に向け取り組みを加速させています。地域当局と民間企業が一体となり、SDGs実現に向けた新たな挑戦をしていく姿勢は、全国でも非常に注目されるモデルケースとなるでしょう。
この取り組みを通じて、今治市では地域の自然や人々のつながりを大切にし、持続可能な発展に向けた道を進んでいくことが期待されます。今後もさらなるSDGs推進に向け、多様な活動が見込まれます。
詳しくは、
クローズドマートおよび
iまばりSDGsネットをご覧ください。