旭化成不動産レジデンスがスマートロックを6万戸に導入し便利な住環境を創出

旭化成不動産レジデンスの新しい取り組み

旭化成不動産レジデンス株式会社は、東京都千代田区に本社を置く企業で、最近新しい取り組みとして、入居者の利便性向上と委託会社の業務負担軽減を目指しています。この取り組みにより、株式会社ビットキーが提供する暮らしのコネクトプラットフォーム「homehub」と連携し、既存のヘーベルメゾン6万戸にスマートロックを導入することが決まりました。

スマートロックの導入概要

スマートロックの設置にあたり、既存住宅のエントランスドアや各住戸ドアにこの最新技術が組み込まれます。入居者は登録されたメールアドレスを通じて自動的に鍵の登録案内を受け取ります。このシステムにより、入居者は「homehub」アプリを使ってICカードや暗証番号を利用し、自由にドアを解錠できるようになります。さらに、入居者が希望すれば、サービス業者が一時的な電子鍵を発行可能で、不在時にも荷物の置き配やペットの世話を頼むといったことが実現します。退去時には、指定された日時に合わせて自動的に鍵情報が削除される仕組みです。

業務効率の向上

このスマートロック導入の最大のメリットは、業務効率の大幅な改善にあります。旭化成不動産レジデンスは、鍵に関連する業務の削減を見込んでおり、住戸1件あたり約80分の時間を短縮できるとしています。年間約10,200戸の退去を想定すると、合わせて年間13,600時間もの労働時間削減が期待され、これは一般的な従業員約7人分の年間総実労働時間に相当します。このように、効率化されることでオーナーや入居者及び仲介会社などにとってもメリットが多く見込まれています。

持続可能な物件管理体制

この取り組みが進むことで、旭化成不動産レジデンスは入居者、物件オーナー、委託先企業との「4方良し」を実現し、持続可能な物件管理体制を構築することに寄与します。具体的な数字として、鍵発送業務やスペアキー発行業務に関しても、年間約1,800時間の削減効果が見込まれており、このことが入居者の満足度を高めることに直結します。

スマートロック導入の背景

旭化成不動産レジデンスは、旭化成ホームズと協力し「付加価値型賃貸住宅」の提供を推進する中で、今回のスマートロック導入が、従来の賃貸住宅で重視される物理的な条件にとどまらず、入居者のライフスタイルに合わせた柔軟な住環境の提供を目的としています。特に、ペット共生型賃貸住宅や子育て共感型賃貸住宅といった新しいモデルの構築を目指しています。

今後も旭化成不動産レジデンスは企業パーパス「豊かな暮らしと街を、あしたの人々へ。」の実現に向けた様々な取り組みを続けていくでしょう。私たちの生活の完全に融合した生活スタイルが、より豊かになることを期待してやみません。