トークン経済の未来を探る！「RWA and IP TOKENIZATION」イベントの舞台裏

RWA and IP TOKENIZATIONイベントにみるトークン化の未来

概要

2025年8月26日（火）、東京都港区にて株式会社DeFimansによる「RWA and IP TOKENIZATION」イベントが開催されました。このイベントは、現実の資産（RWA）と知的財産（IP）領域におけるトークン化に焦点を当て、多様な業界関係者約150名が集まりました。出席者にはエンタープライズ企業、金融機関、クリエイター業界の人々が含まれ、ネットワーキングの場としても機能しました。特に、アニメプロデューサーの木村誠氏とサンリオの濵﨑皓介氏を迎えたパネルディスカッションが印象的でした。

開会式

オープニングは、DeFimansの代表取締役である佐藤太思氏によって行われ、タイトルスポンサーであるPharos Networkの紹介がありました。その後、スポンサー企業がステージに集まり、乾杯と記念撮影をしました。この和やかな雰囲気がイベントの幕開けを告げました。

スポンサーの取り組み

イベントでは、8社のスポンサーがそれぞれの事業とweb3での活動を紹介しました。中でも、Candy LabsやXross Road、Sophonなどが注目を集め、それぞれのビジョンや取り組みが発表される中で、参加者の関心が高まりました。

基調講演

次に登場したのは、Pharos Networkの共同創業者兼CTO、Wishlonger氏。伝統的な金融（TradFi）と分散型金融（DeFi）の間に存在する「決済の遅延」や「規制の複雑さ」といった課題に対し、Pharosの次世代レイヤー1がその解決策として機能することを強調しました。彼は、テストネットでの成果や今後の展望についてもシェアし、特に「Art 25」を通じてRWAの取引を促進することに注力する意向を示しました。

パネルディスカッション①

モデレーターの小野暢思氏を筆頭に、RWAトークン化の現実的な可能性について議論が進められました。各スピーカーは、業界の流動性を確保するための戦略や、監視機関による規制の対応策を模索し、参加者に新たな視点を提供しました。特に、カーボンクレジットのデジタル化やステーブルコイン決済の事例が挙げられ、議論は白熱しました。

パネルディスカッション②

続いて、クリエイターエコノミーとIPの関係について討論が行われ、木村誠氏や濵﨑氏らが登壇。彼らは、IPのトークン化がファン体験をどのように革新できるかについて熱心に語りました。濵﨑氏は特にアニメの権利構造の複雑さを問題視し、トークン化による収益配分の新たな可能性について提案しました。Toj氏は資金調達のスピードを飛躍的に短縮できる点を強調し、業界内でのグローバルな協力の重要性を訴えました。

ネットワーキングセッション

イベントの最後には立食形式のネットワーキングが行われ、参加者同士がフリーフロードリンクを楽しみながら交流を深める機会が提供されました。こうしたリアルな接点は、RWAとIPという異なる領域における知見を交換する場として、参加者に新たなコラボレーションの可能性を感じさせました。

結論

今後もDeFimansはWeb3の発展に寄与するイベントを企画・開催していく考えを示しています。トークン経済が新たな形で浸透していく中、こうしたイベントが業界の未来を形作る重要な役割を果たすことでしょう。参加者全員が一丸となって、共に新しいビジネスモデルを開発し、グローバルな水準を引き上げていくことに期待が寄せられます。