多機能ロッカー「マルチエキューブ」が首都圏で本格稼働
荷物を預ける際の悩みを解消するために、ecbo株式会社とJR東日本スマートロジスティクスが手を組み、多機能ロッカー「マルチエキューブ」の予約受付を開始しました。このロッカーは首都圏の45箇所に設置され、手ぶら観光を望む多くの旅行者やビジネスパーソンに新しい選択肢を提供します。
多機能ロッカーの特長
「マルチエキューブ」は、ただ荷物を預けるだけでなく、受け取る、発送するなど、ユーザーの用途に応じた多機能を一台で実現しています。これにより、異なる目的ごとにロッカーを使い分ける必要がありません。
- - 予約機能: スマホアプリを通じて事前にロッカーを予約できます。
- - 預入/受取機能: 手軽に荷物を預けたり、受け取ったりすることができます。
- - 発送機能: 荷物の発送も可能です。
さらに、このロッカーは常時施錠されているため、安全面でも高い信頼性を誇ります。ユーザーが利用する際のみ開錠され、安心して利用できる設計です。
利用料金と予約可能なサイズ
「マルチエキューブ」では、サイズによって料金が異なります。
- - Sサイズ: 1,000円(税込)
- - Mサイズ: 1,500円(税込)
- - Lサイズ: 2,000円(税込)
それに加えて、予約は最大で3日間可能で、設置された各ロッカーの利用時間に従います。これによって、旅行者は計画的に荷物を預けることができます。
背景と目的
ecboは、日本全国の主要駅周辺で荷物預かりサービスを展開しており、特に駅近の施設を多く利用されています。最近の訪日観光客の急増に伴い、駅内ではコインロッカーが混雑していることが多く、荷物をスムーズに預けたいというニーズが高まっていました。これに応じて、ecboとJR東日本は、駅の遊休スペースを有効活用しながら、新しいサービスを展開することを決定しました。
今後の展開
今後、JR東日本スマートロジスティクスと共に、マルチエキューブに預けた荷物を他のecbo cloak店舗に配送できるサービスも検討されています。これによって、旅行者は駅から街中まで、シームレスに荷物の受け渡しができる環境が整えられる予定です。
コメント
JR東日本の市原社長は「手ぶら観光の推進はJR東日本グループにとって重要な課題であり、ecboとの連携を通じて、多くのお客様にこのサービスを利用していただきたい」と述べています。また、ecboの工藤社長は「コロナ禍で一時は足踏みしましたが、訪日観光客の需要が戻り、ユーザーに新しさを提供できる環境が整いました」とのことです。
まとめ
多機能ロッカー「マルチエキューブ」は、訪れる人々が手ぶらで観光やビジネスを楽しむための新しいインフラを提供します。全国に展開予定のこのサービスは、日常の使い勝手向上や地域の回遊性を高める役割を果たすことでしょう。これからの動きに注目です。