後期高齢者のアプリ利用実態を分析したレポート公開！

後期高齢者のアプリ利用実態についての調査

フラー株式会社が提供するアプリ市場分析サービス「App Ape」は、2025年に向けた「年代別アプリ利用動向レポート2025 後期高齢者編」を発表しました。このレポートは、75歳以上の後期高齢者に焦点を当て、スマートフォン利用の現況を詳細に分析しています。この情報は、幅広い読者に高齢者のデジタル利用の実態を知ってもらうために重要です。

高齢者のアプリ利用数

調査によれば、後期高齢者が1ヶ月に利用するアプリの平均数は39個で、全体の平均である50.5個よりも11.5個少ないことがわかりました。また、特に「ファイナンス」「ニュース&マガジン」「健康&フィットネス」のカテゴリにおいては、後期高齢者のアプリ利用数が全年代の平均を上回る傾向が見られます。つまり、これらの分野では、後期高齢者のアプリ利用が非常に活発であることを示しています。

利用時間帯の傾向

次に、1日の利用時間としては、正午前後に利用がピークに達することが判明しました。高齢者は日中の利用率が50%前後でほぼ一定で、18時以降は急速に利用が減少する傾向があります。特に、19時からは利用率が明らかに低下し、これは他の年代に比べて早い時間帯からの現象です。これにより、後期高齢者がスマートフォンを用いた情報収集やコミュニケーションをする時間帯が浮き彫りになっています。

新規アプリへの抵抗感

さらに、直近1年以内にリリースされたアプリの利用状況についても調査が行われ、なんと後期高齢者の60.3%が「新規のアプリを一つも利用していない」と回答しました。この数字は全年代の平均（44.3%）を大きく上回り、後期高齢者が新しいアプリを積極的に利用する実態が限られていることが示されています。このことから、新しいアプリへの接触や受け入れに対して慎重であることがわかります。

まとめ

これらの調査結果は、フラーが提供するサービス「App Ape」に基づいて分析されたもので、約40万台のAndroid端末からとれたデータを参考にしています。後期高齢者のスマートフォン利用状況は老化が進む現代において重要なテーマであり、特に健康管理や生活の実用面での情報収集には欠かせないツールとなっています。

今後もデジタル技術が進化する中で、高齢者向けのアプリやサービスがさらに充実していくことが期待されます。これに伴い、高齢者の生活がより豊かに、便利になることが望まれます。

詳しいレポートは以下のリンクからダウンロードできます。
年代別アプリ利用動向レポート2025 後期高齢者編