ハッシン会議が600回のPRコンサルティングを記念して
広報組織の発展と人材育成を専門にしている株式会社ハッシン会議(東京・南青山に本社、井上千絵が代表)は、既に600回を超える個別PRコンサルティングを実施しました。これにより、企業の広報担当者が抱える様々な課題の多様性が浮き彫りになっています。特にこのサービスは、広報担当者向けの会員制コミュニティ内で展開されており、2020年のサービススタート以来、多くのメンバーに支持されています。
ひとり広報の増加とその課題
最近、広報の重要性が増す中で、「ひとり広報」と呼ばれる個人が広報業務を担っているケースが増加しています。大企業においては複数人のチームが一般的かもしれませんが、中小企業においてはひとりで広報を担当することが珍しくなくなっています。これは、限られたリソースながらも企業が抱えるコミュニケーションの課題を解決する部署として広報の役割が重要視されるようになった結果です。しかし、彼らは社内に支援を得られず、孤立感も感じながら日々奮闘しているのが現状です。
特にソーシャルメディアの発展に伴い、広報の仕事は多岐に渡るようになりました。X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、YouTube、LinkedInなどの各プラットフォームの特性を理解し、それぞれに合ったアプローチが求められます。こうした複雑な状況下で、広報担当者は多くの情報を発信しなければならず、その重圧は相当なものです。
教育不足とその影響
広報に関連する書籍や素材は多く存在していますが、それらは実際の現場での即時対応に不向きなことが多く、担当者は生きた情報を学ぶ機会が少ないという問題もあります。その結果として、広報業務を担う人材は経験不足に苦しむことが多く、自己流で対処することになるため、業務の質が低下する場合もあります。
また、企業の経営層とは連携ができておらず、広報の重要性が理解されていないケースも目立ちます。そのため、経営戦略にどのように広報を活用するべきかが曖昧なままとなっており、結果を求められるだけでその過程が軽視されてしまうことが頻発しています。
ハッシン会議の取り組み
このような社会的な問題を解決するために、ハッシン会議では2020年から100社以上の企業の広報戦略や人材育成に関与してきました。今回の600回にわたる個別PRコンサルティングの実績をもって、当社はメンターとして様々なキャリアを持つ専門家をそろえています。各メンターは異なるニーズに応じて相談にのることができ、多様な悩みをサポートしています。
未来の展望とミッション
株式会社ハッシン会議の代表井上千絵は、広報担当者が相談できる場をこのコミュニティに設けており、広報業務における悩みを抱えた方々が少しでも軽くなるよう、今後も支援を続けていくことを抱負です。この600回という節目は、あくまで通過点であり、更なる発展を目指しています。
企業の価値を高めるために、広報の力は不可欠です。ハッシン会議は、これからも広報組織の形成や人材育成に力を注ぎ、担当者たちの力となるよう努めていきます。これからも、我々のコミュニティが広報を担当する全ての方々に寄り添える場であり続けることを心掛けていきます。