焼酎とイラストのコラボレーション
人気イラストレーターのピカタが、宮崎の焼酎をテーマにした新シリーズ「Shochu Stories」を発表しました。このプロジェクトでは、焼酎の醸造所とピカタの独自の世界観が融合し、若い世代にも親しまれる焼酎の魅力を再発見することを目的としています。
ピカタが描く焼酎の原風景
本シリーズは、宮崎県の小玉醸造、柳田酒造、渡邊酒造場の3つの蔵との共同開発で実現しました。それぞれの蔵が持つ焼酎造りに込められた想いや原風景が、ピカタのイラストを通じて表現されています。彼女の描くイラストは、手作業での醸造過程や地元の風景を温かく描写し、まるでお酒の背後にあるストーリーが語りかけてくるかのようです。
まず、小玉醸造からは「手麹」をテーマにした米焼酎がリリース。この焼酎は、杜氏金丸潤平氏が手がけるもので、手作業で丁寧に造られています。ピカタは、手作りの温かみをイメージし、女の子が手を使ってその温もりを表現したイラストを描きました。
次に、柳田酒造からはリキュール(麦焼酎)が登場。ピカタは、黄金色に輝く麦畑と、焼酎界のエジソンとも称される柳田氏をイメージし、機械に乗る女の子をモチーフにしたイラストを手掛けました。この焼酎は、最新の技術を駆使して醸造されたもので、独特の風味が感じられます。
最後に紹介するのは、渡邊酒造場の芋焼酎。ピカタは、青々とした畑をバックに白いワンピースを着た女の子を描き、その美しい風景をイメージしました。この焼酎は、家族や蔵人と共に丁寧に作られ、どこか懐かしい味わいを持っています。
若い世代へのアプローチ
近年、焼酎市場の売上は減少傾向にあり、特に若い世代の間では「おじさんっぽい」「芋臭い」といったイメージが強くなっています。そうした中で、今回のプロジェクトは焼酎の魅力を再発見し、そのイメージを変えるためにスタートしました。多様なスタイルの本格焼酎があるにも関わらず、その魅力が伝わっていないというのが現状です。
本シリーズのリリースは、焼酎そのものの味わいだけでなく、地域の文化や歴史をも感じる商品となっています。さらに、飫肥城下町の情緒を残す小玉醸造や、焼酎界のエジソンと呼ばれる柳田氏の魅力を伝えることで、観光客の訪問にもつながることが期待されます。
まとめ
「Shochu Stories」は、ただの飲み物としてではなく、一つの物語としての焼酎を届けることを目的としています。各蔵元のこだわりや焼酎の背景を知ることで、より深く関わりを持ち、楽しめる商品となっています。これからもピカタのイラストとともに、焼酎の魅力を感じていきたいものです。
販売は、IMADEYA ONLINE STOREや各店舗で行われており、限定商品ならではの手に入れる楽しみもあります。