NTTデータ・アイがオーディオブック導入の背景
NTTデータ・アイがこのたび、株式会社オトバンクが提供する「audiobook.jp 法人版」を導入しました。これはNTTデータグループ内で初めての取り組みであり、主に社員の自己学習を促進するための新しいツールです。このサービスは、通勤時間や家事の合間などのスキマ時間を利用して、効率的に学習を進めることを目的としています。
オーディオブックの利点とは?
オトバンクの「audiobook.jp 法人版」は、法人向けに特別に設計された聴き放題プランで、ビジネス書や自己啓発書など、15,000冊以上のタイトルを自由に聴けるのが特徴です。これにより、社員は忙しい日常の中でも、耳だけで情報をインプットできる環境が整います。具体的には、移動時間や家事をしながらでも、簡単に知識を得ることができるため、多忙なビジネスパーソンにはピッタリの学習方法です。
このようなオーディオブックの利点は、経験学習の一環としても非常に価値が高いといえます。読書が難しいと感じている方でも、耳で聴くことで学びを進めやすくなります。
NTTデータ・アイの人財育成プログラム
NTTデータ・アイは、社員一人ひとりの成長をサポートするために、各ステージに応じた研修や実践的なトレーニングを積極的に行っています。有能な人材の育成は企業の競争力にも直結するとして、特に重要視されています。
取締役執行役員の前山哲哉氏は、同社の導入決定について「移動が多い営業社員や育児に忙しい社員にとって、まとまった学習時間を確保するのは難しい。そうした状況を考慮して、スキマ時間を利用できる音声学習ツールとしての導入を決めた」と述べています。
「audiobook.jp 法人版」の魅力
「audiobook.jp 法人版」では、社員がさまざまなジャンルの作品にアクセスできるため、自己啓発や業務に関連する知識を深める機会が増えます。また、同サービスには社内専用の音声コンテンツを配信する「社内ラジオ」のオプションがあり、社員間のコミュニケーションや組織活性化にも寄与します。
オーディオブックの急成長
近年、スマートフォンやワイヤレスイヤフォンの普及に伴い、オーディオブック市場は急速に成長しています。音声コンテンツの利用環境が整ったため、さまざまなシーンで「ながら読書」を楽しむ人が増えており、現在、オーディオブックは紙や電子書籍に続く第3の書籍として広まりつつあります。
特に、通勤時間や家事の合間に聴くことができる利便性が高く評価されており、多くのビジネスパーソンがこの新しいスタイルの学び方を選びつつあります。
まとめ
NTTデータ・アイの「audiobook.jp 法人版」の導入は、社員の自発的学習を支援する新たな一歩であり、今後の人財育成にとって重要な役割を果たすことでしょう。音声コンテンツを通じて、個人の成長を促し、企業全体の生産性向上に寄与することが期待されています。