ソウル発アート集団C.P.Sが東京に上陸
7月4日から2025年7月21日まで、東京都港区南青山のYUGEN Galleryにて、韓国・ソウルのアート・コレクティブC.P.S(Complex Seoul)による展覧会「COMPLEX」が開催されます。これは、同名の展覧会が福岡のYUGEN Gallery FUKUOKAで行われたものの、東京における巡回展となります。
C.P.Sは、日常の風景や社会の持つ空気感、個々人の心の内面に焦点を当て、絵画、立体、グラフィック、映像などを通じて現代の文化を表現する流動的なアート集団です。今回の展示には、ジュ・ジェボム、275C、キム・ドンホ、ソル・ドンジュ、イ・ドンフンの5名のアーティストが参加しており、彼らが持つ独自の視点で“劣等感”や“自己肯定感の揺らぎ”というテーマに挑んでいます。
展覧会のテーマとインスタレーション
「COMPLEX」というタイトルが示す通り、本展では現代社会における人々の内面的な葛藤を探求しています。各アーティストが自らの感情や視点を作品に込めており、観覧者はただ鑑賞するだけではなく、自らの感覚や感情に触れる機会が提供されます。作品はインスタレーション形式で展示されており、見る者を新たな気づきへと導くことでしょう。
特に、展示内容は福岡展を基にしつつも、東京の空間特性に合わせた新しいインスタレーションが計画されています。これにより、同じテーマでありながらも異なる解釈がなされることになります。
おすすめアーティストのプロフィール
275C(Ichiro.C)
彼は「嗜好の肖像」をテーマに、ユーモアある視点でポップアートに根ざした作品を展開しています。多様なメディアで制作しており、展覧会だけでなくブランドとのコラボレーションも行っています。
キム・ドンホ(Kim Dong-ho)
彼は旅行や日常の中で出会った風景に空想のキャラクターを加えた作品を制作。現実と非現実が交錯することで、多層的な物語が生まれます。
イ・ドンフン(Lee Dong Hoon)
都市や日常、個人の趣向をテーマに「お土産」にまつわるアートを制作。特に「ステッカー」を使った作品が魅力です。
ジュ・ジェボム(Joo Jaebum)
小さなピクセルを通じて、多様な形と感情を表現するアーティストです。
ソル・ドンジュ(Seol Dongju)
日常の風景をペン画と写真で記録し、都市に潜む違和感やユーモアを探求します。
展覧会の詳細
- - タイトル: COMPLEX
- - 期間: 2025年7月4日〜7月21日
- - 開館時間: 平日 13:00〜19:00 / 土日祝 13:00〜20:00
- - 場所: YUGEN Gallery
住所は東京都港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4Fです。
本展は、アートがどのように人々の感情や思考に影響を与えるかを探求する機会となります。ぜひ、ぜひこのユニークなアート体験をお楽しみください!