NTT日比谷タワー
2025-12-09 12:11:21

NTT日比谷タワー、内幸町一丁目街区に新たな拠点を開発

NTT日比谷タワー新築工事着工



NTT都市開発株式会社と東京電力パワーグリッド株式会社は、東京都千代田区内幸町で「NTT日比谷タワー」の建設を開始しました。このプロジェクトは2025年12月1日に着工され、2031年10月末の竣工を目指しています。タワーは国内でも最大級の複合施設で、オフィス、産業支援施設、ホール、商業施設、宴会場、ホテルなど様々な用途を持ち、延床面積は約36万㎡に達します。

プロジェクトの概要と目的



内幸町一丁目街区に位置するこのタワーは、大手町、丸の内、有楽町、銀座、霞が関、新橋などの都心主要拠点とつながる重要な位置にあります。その中でも中地区と呼ばれる部分は、日比谷公園と道路上空公園を介してウォーカブルな環境が整備され、都市の賑わいをしっかりと支えます。

本タワーのデザインは、ロンドンに拠点を置くPLPアーキテクチャーが手がけており、過去の鹿鳴館やNTT日比谷ビルのデザインを受け継ぎながら、新たな都市景観を創造します。デザインコンセプトは「Evolutionary Platform」と名付けられ、単なる物理的なビルではなく、多様なビジネスやイノベーションを生み出すための基盤を目指しています。

オフィススペースと最新技術



NTT日比谷タワーのオフィススペースは11階から42階に広がり、総面積約15万㎡の無柱空間を備えています。オフィスワーカーの多様なニーズに対応するため、最先端の設備やアメニティが完備され、働く環境を最大限にサポートします。また、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)技術の導入により、低遅延・高容量の通信環境が確保され、リモートコミュニケーションにも効果的です。

文化的な施設と共創空間



タワーの9階には約400席を有するホールが設置され、音楽イベントやビジネスシーンでの発表会にも利用できます。このホールからは日比谷公園の美しい景観が一望でき、独自の体験を提供します。また、全国各地のアリーナやスタジアムをIOWNでつなぎ、リアルタイムでのスポーツ観戦やライブビューイングといった新たなエンターテイメントを提供することでしょう。

環境への配慮



NTT日比谷タワーでは、建設時と運用時のCO2削減に積極的に取り組みます。最新の技術を活用した環境制御システムや、資源のリサイクル、エネルギー効率の向上など、持続可能な社会の実現に向けた努力がなされています。金曜項目BELSでは最高ランクの5☆を取得予定であり、災害時でも安定したエネルギー供給が可能なシステムを整えるなど、BCP対策も充実しています。

まとめ



NTT日比谷タワーは、内幸町一丁目街区に新たな価値を提供する場となることを目指しています。多様な人々や企業が集い、イノベーションを生み出すこのタワーは、未来のコミュニティを形成する重要な拠点となるでしょう。日比谷公園の豊かな自然との調和を保ちながら、次世代型の都市環境を実現するこのプロジェクトは、今後の進展に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
NTTアーバンソリューションズ株式会社
住所
東京都千代田区外神田4-14-1秋葉原UDX
電話番号

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