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オペレーションセンター出社ゼロ構想の実現へ

フィックスポイントが新たに発表した『オペレーションセンター自動化支援ソリューション』は、リモートワークの推進を試みる新しいアプローチとして注目されています。現在、多くの業界が新型コロナウイルスの影響で在宅勤務やリモートワークを取り入れる中、特にオペレーションセンターに求められる業務の性質上、業務の物理的な出社が避けられないのが現状です。

自動化に向けた背景

従来、オペレーションセンターでは、システムの24時間監視と管理が必須であり、問題発生時には迅速な対応が求められました。このため、多くの企業ではセンターからの出社が必要とされていました。しかし、フィックスポイントは、こうした従業員の肉体的・精神的負担を軽減するために、自動化支援という選択肢を提示しました。

自動化対象業務

フィックスポイントが提供するこのプラットフォームでは、主に以下の業務の自動化を行います。

1. 障害対応
監視サーバーが問題を検知した際、その後の確認やエスカレーション、状況調査、さらに障害対応や報告などを自動化することで、迅速な対処を図ります。

2. セキュリティ対応業務
不正侵入やマルウェアに対するアラートによる確認やエスカレーションなども自動化され、セキュリティ業務の効率化を実現します。

3. 申請による構築、設定変更業務
社員の入退社に伴うVDI環境の構築やアカウントの管理なども自動化し、業務プロセスの円滑化を目指します。

サービスの概要

このサービスは全国のデータセンターや事業者のオペレーションセンターに対して提供され、新たな業務課題のヒアリングから自動化の実装までを一貫してサポートします。そのスタート価格はオープン価格として、各企業のニーズに応じた価格設定が可能となっています。

今後の展望

フィックスポイントは、このサービスを第一弾とし、さらなる業務効率の向上に向けた技術開発を続け、最終的にはフルリモートでのオペレーションセンター業務が実現することを目指しています。実際に現在、自社のプラットフォーム『Kompira enterprise』および『Kompira cloud』は、約70社に導入され、運用の自動化に成功しています。特に、稼働率の削減により出社人数が減少する実績も上がっています。

まとめ

フィックスポイントの『オペレーションセンター自動化支援ソリューション』は、業務の自動化を通じてリモート業務を実現する画期的なサービスです。今後も、企業の業務負担を軽減しながら、デジタル時代に即した柔軟な働き方を促進する取り組みが期待されます。企業はこの機会に、自動化の波に乗り、競争力を強化していくべきでしょう。

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