CKD理解を深める
2026-06-04 15:22:18

慢性腎臓病(CKD)への理解を深めるための自己チェックの重要性

CKDを理解するための重要なステップ



慢性腎臓病(CKD)は、近年生活習慣病の一つとして注目されています。日本では多くの人がこの病気を抱えながら生活していることもあり、理解と適切な自己管理がますます求められています。この背景には、2013年に設立された「with Kidneyプロジェクト」の取り組みがあり、CKDを抱える方々への支援を強化しようとしています。今回、プロジェクトが実施した全50項目のセルフチェック式アンケートから得られた調査結果について、その意義を詳しく探ります。

調査の目的と内容



この調査は、CKDを持つ当事者やご家族、CKDリスクが潛む方々を対象に、知識や行動についての自己評価を促すものでした。調査テーマは、主に以下の三つに分類されました:
1. CKD理解度チェック
2. 「病気とともに生きる知恵」チェック
3. 災害への備えチェック

延べ513人から寄せられた回答から、CKDに関する知識や必要な備えには様々な傾向や課題が浮かび上がりました。特に重要なのは、調査が単なる実態調査ではなく、自分に足りない知識や備えに気づくための自己確認ツールとしてデザインされている点です。

調査から見えた教訓



1. CKD基本知識は一定程度浸透


「CKD理解度チェック」において、「減塩」や「生活習慣の改善」といった基本的な知識は一定の浸透が見られましたが、一方で、多くの人が理解していないはずの以下の項目についてはばらつきが見られることも分かりました。
  • - 病気のしくみ
  • - 個人差に基づく自己管理
  • - 合併症に関する知識(薬、骨、便秘など)

2. 社会的な知識の不足


次に「病気とともに生きる知恵チェック」では、生活福祉資金貸付制度や支援制度の認知度が低く、特定の制度に対する理解が不足していることが明らかになりました。その一方で、医療者との信頼関係や対話の重要性は比較的高い評価を得ていたのが興味深い点です。

3. 防災における行動のギャップ


「災害への備えチェック」を通して、知識は多少共有されていても、実際の行動に移せていないケースが目立つことが確認されました。「知っている」と「実際に備えている」との間に存在する大きなギャップは、非常に問題視されます。
具体的には、以下の行動が未実施であることが目立ちました:
  • - 紹介状のコピー
  • - 治療食の備蓄
  • - 薬の相談先の確認
  • - 保険証の防水保管
  • - 血圧計や体温計の準備

CKDシートによる支援



これらの調査結果を受けて、「with Kidneyプロジェクト」では、CKDに関する知識や備えの整理を手助けするために、82枚のCKDシートを作成しました。このシートは、病気に関する情報を一テーマ一つで整理し、以下の3つの目的を持っています。
1. 必要な知識を整理すること
2. 医療者や家族と共有すること
3. 自己管理につなげること

じんラボの背景



じんラボは、腎臓病や透析への理解を深めるためのプラットフォームとして2013年に設立されました。現在、じんラボ所長の宿野部武志は、自身の透析経験から得た知識と想いを基に、多くの人々が腎臓病に苦しむことを減らすために尽力しています。
今後も、CKDの理解を深めるためのコミュニティ形成や情報発信を通して、支援の輪を広げていくことが期待されています。

まとめ



慢性腎臓病は、私たちの日常生活に大きな影響を及ぼす病気ですが、CKDに関する正確な理解と備えを持つことがその克服の第一歩です。with Kidneyプロジェクトの取り組みを通じて、より多くの人が自分自身の健康を見直せるきっかけとなれば幸いです。


画像1

会社情報

会社名
一般社団法人ピーペック
住所
東京都世田谷区南烏山6-33-1サンライズプラザ501
電話番号
03-6279-5669

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。