茨城のサザコーヒーが二冠達成!
2025年、日本で開催されたスペシャルティコーヒー協会主催の2つの競技会で、茨城県ひたちなか市にある株式会社サザコーヒーの選手が見事日本一に輝きました。本間啓介選手が「ジャパン バリスタチャンピオンシップ(JBC)」で、そして飯髙亘選手が「ジャパン ブリューワーズカップ(JBrC)」でそれぞれ優勝。この快挙は、同じ企業から二人の選手が同時に優勝するという、コーヒー業界では史上初の出来事です。
競技の詳細
バリスタ競技は、エスプレッソを使用した濃厚なコーヒーの抽出技術を競い合う大会で、審査員による厳しい評価が行われます。エスプレッソを3種類のマシンで淹れ、その風味や見た目、ミルクビバレッジ、さらには独自のシグニチャー・ドリンクの創造性がポイントになります。一方、ブリューワーズカップは、通常のコーヒーの抽出に関する技術を競うもので、選手が持ち込んだコーヒー豆を使用した「オープンサービス」と、統一された豆を使った「コンパルサリーサービス」が評価されます。
これらの競技は単なるコーヒーの味わいを競うだけでなく、選手たちの技術と創造力が光る舞台でもあります。特に本間選手は、エスプレッソにおける幅広い経験と技術を活かし、飯髙選手はフィルターコーヒーの美味しさを引き立てる独自の眼力を発揮しました。
パナマゲイシャの魅力
両選手が使用したコーヒーは「パナマゲイシャ」です。この種類のコーヒーは、特有の華やかな香りと深い味わいが特徴です。特にエスメラルダ農園が栽培するパナマゲイシャは、ジャスミンや白桃、ベルガモットの香りが豊かで、他のコーヒーとは一線を画すフレーバーを提供します。
サザコーヒーはこれまでも、2009年からエスメラルダ農園のコーヒーのオークションに参加し、世界トップクラスのパナマゲイシャを取り扱ってきました。この特別なコーヒーを通じて、選手たちは自身のスキルを最大限に発揮することができたのです。
ゲイシャまつりの開催
これに伴い、サザコーヒーでは10月3日から5日までの間、優勝記念として「ゲイシャまつり」を開催します。本店と筑波大学店、さらに東京のKITTE丸の内店でも、特別価格でパナマゲイシャを味わうことができます。コーヒー愛好者にとって、最高の機会です。
お祝いの言葉
本間啓介選手、飯髙亘選手、そしてサザコーヒー全体の皆さん、本当におめでとうございます! 二人の優勝は、コーヒー業界にとっても大きな励みとなることでしょう。これからも素晴らしいコーヒーを提供し、さらなる発展を期待しています。