タイでの地方創生
2020-07-04 12:48:26

日系企業がタイ・ウボンラーチャターニーで地方創生の新展開

日系企業がタイ・ウボンラーチャターニーで地方創生の新展開



日系企業がタイ北東部のウボンラーチャターニー・インダストリー社と提携し、地方創生と工業団地の開発を進めることが発表されました。このプロジェクトでは、現地のニーズに応じたビジネス環境を構築し、地方の発展を目指します。

地方創生の背景


ウボンラーチャターニー県は、タイで3番目に人口の多い地域であり、約180万人の人々が生活しています。この地域には高等教育機関も多く、ウボンラーチャターニー大学をはじめとした教育インフラが整備されています。これにより、高度な技術を持った人材が数多く育成されています。

さらにこの県は、地理的にもインドシナ半島の中心に位置し、ベトナムやラオスに近いため、国際的なアクセスが容易です。これらの要因から、次世代の製造拠点としての役割を担うことが期待されています。

ウボンラーチャターニー・インダストリー社の役割


ウボンラーチャターニー・インダストリー社は2018年に設立され、地元での製紙原材料や精米、不動産開発、大学寮、木炭製造など幅広いビジネスを展開しています。創業者のSuwiwatana Lerdsurawitaya氏は、この地域で最大規模のコングロマリットを形成し、地元経済の発展に貢献しています。

日系企業と地方創生の連携


今回の提携に関与する日本の企業には、「ウェルネス・ライフ・プロジェクト・タイランド社」、「アセアンジャパンコンサルティング社」、およびその子会社「カイガイ・アドバイザリー社」が含まれています。これらの企業は資金調達を行い、ウボンラーチャターニー・インダストリー社の開発を加速させることを狙っています。

この取り組みは、新型コロナウイルスや米中摩擦の影響を受けて製造拠点を中国から分散させたい企業の受け皿としての役割も果たすことが期待されています。業界の変革期において、新たなビジネスチャンスを見出すための施策の一環となります。

タイ政府のプロジェクトを支援


さらに、この工業団地開発は、2020年からタイ政府が力を入れている東南部沿岸開発(EECプロジェクト)を補完する役割も担います。地方経済の持続的な成長と発展を支えるため、日系企業の参与が重要になってきます。

まとめ


ウボンラーチャターニーでの地方創生と工業団地開発は、ただ地域の経済を活性化させるだけでなく、国際的に競争力のあるビジネス環境を構築するチャンスでもあります。今後の展開が楽しみです。各企業の連携がもたらす新たな成果に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
ASEAN JAPAN CONSULTING 株式会社
住所
東京都江東区有明3丁目7番26号 有明フロンティアビルB棟9階
電話番号
050-5539-5053

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