エクスロードとAbatableが業務提携
株式会社エクスロード(本社:東京都港区、CEO:木村圭佑)は、国際的に評価の高いカーボンクレジット・データプロバイダーであるAbatable(本社:英国ロンドン、CEO:Valerio Magliulo)と戦略的な業務提携を締結しました。この提携により、エクスロードはAbatableが保有する豊富なデータ資源とグローバルなネットワークを活用し、日本市場に新しい価値を提供します。
Abatableとの連携の背景
Abatableは、世界的なカーボンクレジット市場において著名なプレイヤーであり、4,000社のプロジェクト開発者やクレジットの保有者から成る調達ネットワークを持っています。この関係により、彼らは年間3億トン以上のカーボンクレジットを調達し、5,500万トンにわたる取引実績を誇ります。エクスロードはこの優れたデータを活用し、カーボンクレジット市場の信頼性を高め、「カーボンクレジット・排出量取引制度オールインワンデータベース」のコンテンツを更に向上させることを目指しています。
提携の具体的内容
提携のおかげで、エクスロードは以下のサービスを日本市場に向けて提供します:
- - 価格データの提供: 世界中10,000以上のカーボンクレジットプロジェクトの価格データを含む、詳細なインデックスを提供します。
- - 市場分析: カーボンクレジット市場における動向や政策の進展について定期的に分析し、利用者に知見を提供します。
- - 調達支援: Abatableの広範な調達ネットワークを通じて、日本企業に対して国際的なクレジットの調達支援を行います。
この情報は、エクスロードが提供するプレミアムプランの利用者が非追加料金で利用可能です。また、これらのデータへのアクセスは、無料トライアルを通じても利用可能となっています。
期待される影響
Abatableのパートナーシップディレクターで共同創業者のMaria Eugenia Filmanovic氏は、「この提携により、Abatableは日本市場での影響力を一層高め、地域の調達ニーズをより深く理解できるようになります。これにより、グローバルなカーボンクレジット市場に透明性と効率性をもたらす私たちの使命とも一致します」と述べています。
一方、エクスロードの木村圭佑CEOは、「Abbable社との提携を通じて、10,000件以上のプロジェクトデータと国際的ネットワークを日本企業に提供できることを非常に嬉しく思います。今後も他の優れたパートナーとの協業を進め、日本の脱炭素化に貢献していく所存です」と語りました。
企業や個人にとってのメリット
今回の提携により、企業はカーボンクレジットの取得や管理がよりスムーズになるとともに、最新の市場データに基づく意思決定が可能になります。これにより、日本国内の脱炭素化の進展にも寄与することが期待されています。フィルマンのコメントにもある通り、この提携が生む新たな知見は多くの企業にとって有益なリソースとなるでしょう。
まとめ
エクスロードとAbatableの提携は、カーボンクレジット市場における新たな展開を示す重要な一歩です。この業務提携により、データの透明性やアクセスのしやすさが向上し、持続可能な社会の構築に向けた一助となることが期待されます。これからの展開に目が離せません。