下妻市と東洋ライスが結ぶ地域活性化への包括連携協定

下妻市と東洋ライスによる新たな協力の始まり

令和7年12月18日、茨城県下妻市と東洋ライス株式会社は、地域の活性化と発展を目指す包括連携協定を締結しました。この協定は、下妻市産の米を活用して健康増進や食育を推進し、農業振興を図ることを目的としています。

健康を支える米、「金芽米」とは？

この協定に基づいて、下妻市産の米が「金芽米」として加工され、市に住む新成人や小学校に入学する児童に贈られる予定です。「金芽米」とは、東洋ライスの独自技術により、ビタミンやミネラルを豊富に含む玄米の栄養素をそのまま保持し、消化に優れた美味しいお米に仕上げられた製品です。特に、一般的には精米過程で失われる部分にあたる「亜糊粉層」を残すことで、ほのかな甘みと栄養が特徴となっています。

近年、金芽米の栄養価や健康効果に関する研究も進んでおり、論文発表も行われています。これにより、地域の人々が健康的な食生活を送るためのサポートとして、この米の普及が期待されています。

協定の主要取り組み

協定の内容には、以下のような分野での活動が含まれています。これらの取り組みは、地域の人々の生活向上に寄与することを目指しています。

1. 農業振興への貢献
下妻市は豊かな農業地帯であり、地元の農産物の生産や流通を支援する取り組みが強化されるでしょう。

2. 市民の健康増進
健康に良い食材の提供や、市民が参加できる食育イベントの開催などが予定されています。

3. 地産地消の推進
地元の農産物を積極的に利用することで、地域の経済活性化を図ります。

4. 防災・減災対策
地域住民の安全を守るための協力関係を構築し、必要な情報を発信します。

5. スポーツ振興
地元スポーツイベントの支援や、健康的なライフスタイルの促進が行われます。

下妻市の自然と文化

下妻市は、筑波山のふもとに広がる田園都市で、美しい自然に恵まれた地域です。市内には多くの河川が流れ、四季折々の風景が楽しめます。また、歴史的な背景も豊かで、千年以上の歴史を有する土地として知られています。

特に、茨城百景にも選定された砂沼の桜並木は、その美しさから多くの観光客を魅了しています。「花のまち」としても知られる下妻市は、地域の特産品を生かし、美しい景観を通じて観光振興にも力を入れています。