アジアシニア選手権とアジアパラ空手道選手権の成果
最近、第20回アジアシニア選手権大会および第3回アジアパラ空手道選手権大会が開催され、日本の選手たちが素晴らしいパフォーマンスを見せました。特にシニア選手権では、日本代表が金メダル5個、銀メダル3個、銅メダル3個を獲得し、合計11個のメダルを初めて日本が獲得。この記録は、参加国中最多であり、日本の空手の実力を改めて証明する結果となりました。
シニア選手権の見どころ
アジアシニア選手権では、特に男子団体組手の試合が注目を集めていました。11月に予定されているワールドカップの出場権をかけた試合は、直前から話題に。準決勝では、日本とイランの熱い戦いが繰り広げられました。
まず、先鋒を務めた平田京選手は、厳しい対戦相手に対し、苦戦の末に2-6で敗北。続く次鋒、崎山慶成選手は、相手との体格差をものともせず、スピーディーな動きで相手の懐に入り込んで見事な技を決め、最終的には6-6の同点状況を先手の意地で勝利へと持ち込みました。
その後、厳しい状況に置かれた中堅の嶋田力斗選手は1-2で敗北し、日本チームは緊迫した状況に。そんな流れを変えたのは、副将の崎山優成選手でした。激しい攻防の末、16-15という僅差で勝つことができ、逆転を果たしました。最後は、小崎友碁選手が圧倒的な体格差に屈せず、6-5で勝利し、無事にワールドカップ出場権を確保しました。
パラ大会でも優れた成果
同時に行われたアジアパラ空手道選手権でも、日本から2名の選手が出場。男子形の視覚障害の部では、今井俊浩選手と大庭康資選手が日本人対決を繰り広げ、昨年に引き続き今井選手が金メダルを獲得。これで2連覇を達成しました。
次回のシニアの世界大会は11月22日から23日にスペインで行われるワールドカップです。男子団体組手以外の女子団体組手、男子団体形、女子団体形の3種目は昨年の世界選手権での結果を受けてすでに出場権を獲得済み。今回の大会結果を受け、日本は全4種目での出場権を得ることになりました。
日本代表選手団の監督である松元和昭氏は、「チームワークが非常に良かった。この成功はジュニア時代からの強化が実を結んだ結果です。今後とも応援よろしくお願いします」とコメントしています。
これからの大会での日本選手たちの活躍をお見逃しなく!
詳細な大会結果については、
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