大阪・関西万博で中小企業の国際展開を支援
2025年に開催予定の大阪・関西万博に向けて、独立行政法人中小企業基盤整備機構が新たな取り組みを発表しました。3月24日、輸出及び海外展開を支援するためのマッチングサイト「J-GoodTech Expo Matching Portal」が公開されました。このポータルは、日本の中小企業が優れた製品やサービスを海外に発信し、ビジネスマッチングを促進するための重要なツールです。
このマッチングポータルでは、約20,000社に及ぶ中小企業やスタートアップが参加しており、その分野は幅広く設定された6つの重点カテゴリーに分類されています。これには、環境やサステナブル、宇宙関連産業、防災やスマートシティ、ヘルスケア、スタートアップ、エシカル消費財が含まれています。それぞれの企業は自社の強みや製品をアピールし、海外のバイヤーが興味を持つ企業との商談をスムーズに行えるようになります。
海外市場の開拓を支援
このポータルは、中小企業の輸出支援を一層強化する狙いがあります。特に、日本の中小企業は世界に誇れる技術や製品を多く抱えており、その情報を海外に伝えることで新たなビジネスチャンスをつかむことが期待されます。ポータルは、地域別や技術・製品別での検索機能を提供し、企業同士のマッチングを行います。これにより、適切なパートナーや商談先を簡単に見つけることができるのです。
広がる挑戦の場
さらに、中小機構は「未来航路」と題した特別展示を大阪・関西万博で行います。このイベントでは、全国から集まった中小企業の挑戦を紹介するために約1,700の「未来に向けた挑戦メッセージ」を公開します。この展示を通じて、未来社会を見据えた取り組みを世界に発信します。
万博を訪れる多くの海外企業やミッション団は、J-GoodTech Expo Matching Portalを利用して、日本の中小企業との商談機会を得ることができます。中小機構は、これらの企業と日本の中小企業との商談を調整し、現地語の通訳も手配しますので、言語の壁を気にすることなくビジネスが進められます。商談形式は対面とオンラインのハイブリッドに対応しており、工場訪問や現地での商談も手厚くサポートします。
支援体制の充実
中小機構は、海外取引に慣れたアドバイザーを配置し、企業が直面する課題解決に向けたサポートを行います。これにより、輸出や海外展開を目指す中小企業は自信を持って新規市場を開拓し、グローバル競争に挑むことが可能になります。大阪・関西万博は、単なる展示会ではなく、日本の中小企業が世界に羽ばたくための貴重な機会を提供する場となるのです。
今後の展開にぜひ注目してほしいと思います。
公式リンク
- - J-GoodTech Expo Matching Portal: 日本語版 / 英語版
- - 未来航路特設サイト: 公式サイト
中小企業基盤整備機構(中小機構)は、日本の中小企業の国際戦略を推進し、持続的な経済発展を支えていくために、これからも様々な取り組みを行っていきます。