新評価制度「つうしんぼ」
2023-07-26 09:10:02

若手社員の声から生まれた新評価制度「工事のつうしんぼ」が進化する理由

若手社員の声から生まれた新評価制度



電気工事業界の中で、株式会社正栄電設工業は新たな一歩を踏み出しています。彼らが導入した新評価制度「工事のつうしんぼ」は、若手社員の意見を反映したもの。コアにあるのは、社員が成長を実感できる環境づくりです。

制度導入の背景


この制度が誕生した背景には、若手社員からの強い声がありました。特に、新卒での入社から体感する給与の伸び悩みと、急速な成長スピードの乖離が問題視されたのです。具体的には、就業初期において多くの技術や知識を身につける一方で、その成果が給与や役職に反映されない現状がありました。このジレンマを解消するために、同社は工事部門の多様な業務を洗い出し、自社独自の評価制度を一から設計しました。

「工事のつうしんぼ」の特徴


「工事のつうしんぼ」は、従来の年功序列から脱却し、社員のスキルを適切に評価する新たなシステムです。以下の特徴があります。

1. プロフェッショナルの定義: 正栄電設工業では、社員を「技術力・知識力・人間力」の3つの基準で評価しています。これにより、単なる技術者ではなく、総合的なプロフェッショナルとして社員が成長することを目指しています。

2. 役職の公平な決定: 入社年度や年齢にとらわれず、技術力、知識力、人間力を点数化して評価します。最大点数480点のシステムにより、若手社員や中途入社者でも活躍しやすい環境を整えています。

3. 明確な評価システム: 各工種において、自己評価と上司の評価を照らし合わせてポイントを付与します。自分の成長と給与に直結する評価が明示されているため、社員は自分の成長がいかに給与に影響するかを理解することができます。

今後の展望


「工事のつうしんぼ」制度の導入から4年が経過し、社員からのフィードバックも良好です。そのおかげで、新卒や中途社員の確保が順調に進み、毎年5名〜6名の社員が増加しています。さらに、2022年には人事部を設立し、人事専任者を配置。評価の頻度を年に一度から半年に一度に改正し、企業としての成長も目指しています。将来的には、2028年に社員数を倍増する目標を掲げ、さらなる発展を目指しています。

会社概要


正栄電設工業は1987年に設立され、工場や発電所などのプラントに特化した電気工事や計装工事を専門としています。年間のリピート率は95%という高評価を誇り、「質の良いものを納めること」が企業のモットーです。技術者の育成にも力を入れ、もうすでに業界内で存在感を示しています。

最後に


「工事のつうしんぼ」は、正栄電設工業が若手社員の声に耳を傾けて生まれた制度であり、社員の成長をしっかりサポートするものです。これを通じて、社員満足度の向上と企業としてのさらなる成長を実現していくことでしょう。

会社情報

会社名
株式会社 正栄電設工業
住所
福岡県北九州市小倉北区熊谷4丁目16-27
電話番号
093-383-9703

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