VARIETASが描く未来の採用プロセス
株式会社VARIETAS(バリエタス)は、2023年、国内初となる「EU AI法」に準拠した採用AIの実務ガイドラインを策定することを発表しました。このプロジェクトは、大手企業との連携により実現した「AI HR安全利用検討ワーキンググループ」(以下、本WG)の発足を伴います。本WGの目的は、AI面接を始めとする採用のAI領域で、企業が単なる導入ではなく、安全かつ安心にAIを活用できるフレームワークを構築することです。
変化するAI施策の背景
AI技術の進展は目覚ましく、特に採用や人事の分野では、その利用が広がっています。欧州では「EU AI法」が成立し、AIの効果的かつ倫理的な利用を見据えた規制の枠組みが整えられています。この潮流に対し、日本でも同様の動きが必要とされており、VARIETASはその先駆けとなるべく本WGを立ち上げました。これにより、企業がAIを利用する際のリスクを低減しつつ、信頼性のある採用プロセスを構築できるよう配慮が求められています。
提携パートナーと専門家の協力
本WGの運営は、VARIETASと共に、國峯法律事務所が行います。ここでは、特に国際法令に精通した弁護士が監修を担当し、実務ガイドラインを作成する方針です。これにより、実行可能かつ国際基準を備えたガイドラインに仕上げることを目指します。
ガイドラインの主な内容
本WGでは、単なる理論に留まらず、実務に即した実践的なガイドラインの策定を進めていきます。以下はその一例です:
- - リスクマネジメント体制:AI導入によるリスク評価やモニタリングの強化。
- - データガバナンス:公平な評価を保障するためのデータの質やバイアスの検証。
- - 人間の監督設計:採用判断における人の関与を適切に設計すること。
- - 透明性の確保:受験者が安心して選考に臨むための情報の提供。
- - 記録保存と監査可能性:説明責任を果たすためのログ管理体制の構築。
- - 法令との整合性:関連法令との適切な結びつき。
業界全体の発展を目指して
今後、VARIETASは本WGの取り組みを通じて、採用AI領域の適切なガバナンスを拡大し、業界全体の健全な成長を牽引していく「業界協議会」の設立を目指しています。採用という領域において新しい価値観を築くことで、企業におけるAIの信頼性を深め、持続可能な人材採用のエコシステムを構築することが求められています。
VARIETASのビジョン
VARIETASは、AI面接官にとどまらず、採用後の調整や従業員の活躍まで支援する新たな仕組みづくりを推進しています。企業と共に形成する信頼関係によって、今後の採用プロセスが進化し、人と組織にとってより良い環境を提供できるよう努力していく所存です。