次世代リーダーを育成する新たなプロジェクト
大前研一氏が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)と、スーパーマーケット「ロピア」を中心に事業展開を行う株式会社OICグループが共同で「社長100人プロジェクト~経営者育成塾」を始めました。この取り組みは、次世代の経営者を育成することを目的とした画期的な教育プログラムです。
OICグループのビジョンと必要性
OICグループは2031年度までに売上高2兆円を目指し、100社のグループ企業を実現することを目指しています。そのためには、次世代の経営者を育成することが急務であり、本プロジェクトはそのニーズに応えるものとして設計されています。
構想力とは何か?
このプロジェクトの主軸となるのは「構想力」。未来を切り開くための「見えないものを見る力」や「ゼロから1を生み出す力」を重視し、次世代経営者が持つべき重要な能力として位置付けられています。
3つの基礎力の重要性
参加者は、構想力を養成するために、次の3つの基礎力を重点的にトレーニングします。
1.
問題発見・解決力
経営課題を見つけ、論理的に解決策を導き出す能力。
2.
経営者的思考力
部門を横断的に考え、企業全体を見渡す力。
3.
業種横断的思考力
様々な業種や職種の原則を応用できる能力。
これらの能力を備えた上で、段階的に構想力を育成する内容が提供されます。基礎的な経営知識を土台に、ゼロから新たな価値を創出する力や、未来を視覚化する力を養うことが期待されています。
プロジェクトの概要
「社長100人プロジェクト」に参加できるのは、OICグループで2年以上勤務している中堅以下の社員。年間10名が選ばれ、最速で23歳で社長に就任する可能性もあります。プログラムは2年間にわたり、以下の内容が含まれています。
- - オンデマンド講義と月1回程度の対面研修。
- - 合宿形式での集中学習(マーケティング理論や経営スキルの習得)。
- - OICグループの企業事例を利用したケーススタディ。
- - 実務に直結する課題解決を通じた実践的な学び。
修了後は新設企業やM&Aでの新たな経営に携わり、グループ全体の成長を牽引する幹部候補としての活躍が期待されています。
Aoba-BBTのコメント
Aoba-BBTの取締役副社長でありBBT大学の教授でもある政元竜彦氏は、「このプロジェクトは日本初の試みであり、次世代を担うリーダーを育成するための重要な一歩」と強調しています。具体的なビジネススキルやマーケティング理論の研修を行い、実務に直結した課題への取り組みを通じて即戦力となるリーダーを育てると述べています。
OICグループとは
OICグループは1971年に精肉専門店として創業した後、スーパーマーケットのほか、様々な業態へと進出してきました。食の総合流通業を展開し、最新の技術とサービスを駆使して「食のテーマパーク」の実現を目指しています。全国はもちろん、アジア市場への拡大も見据え、2031年度までに売上高2兆円の実現を狙っています。
Aoba-BBTの特徴
1998年に設立されたAoba-BBTは、「世界で活躍するリーダーの育成」をミッションに掲げ、幅広い教育プログラムを提供しています。インターナショナルスクールから企業研修まで、新しい教育の形を創造し続けています。特に教育分野のリーダーとして、持続的な成長を実現するための支援を強化しています。 これは次世代経営者を育成する重要なプロジェクトであり、注目が集まっています。