鹿児島の方言を楽しむ「南国白くま」昔話WEB動画が話題に

鹿児島弁を取り入れた新しい試みが注目を集めています。セイカ食品が制作した「南国白くま」版の昔話WEB動画が話題となり、鹿児島弁の魅力を再認識させる機会を提供しています。この動画は、鹿児島弁検定協会の全面協力のもと、誰もが知っている昔話「桃太郎」や「浦島太郎」を鹿児島弁でアレンジしています。

鹿児島弁自体は、ある年代の人々にとって懐かしさを感じさせる言葉ですが、若い世代には難曲に映ることもあります。また、県外の人々にとってはほとんど理解できない言語となってしまうことも少なくありません。とはいえ、ストーリーを知っている昔話だからこそ、観る人は「何を話しているのか知りたい！」という好奇心を抱かせます。これにより、興味を持たれた方々が鹿児島弁について学ぶきっかけを持つことができるのです。

「南国白くま」は、鹿児島で創業116年、設立100年を迎えたセイカ食品が自社の文化を大切にしたプロモーションの一環です。この企業の理念は「真面目な製造・真面目な販売・真面目な経営」に基づき、地域社会との共存を重視しています。だからこそ、鹿児島の特産や文化に深く根ざした商品の魅力を最大限に活かすことができます。

さらに、鹿児島弁検定協会はこのプロジェクトに貢献しており、鹿児島の方言を次代に繋ぐための多くの取り組みを行っています。特に「鹿児島方言フェスティバル」や「鹿児島弁検定」、さらには小中学校への方言劇団の派遣など、地域に根付いた活動は参加者にとって楽しい体験となっています。また、新たに始まった「おもしてか！鹿児島弁ネット検定」では、スマホやPCを使って鹿児島弁について学んで楽しむことができ、全国や海外に住む鹿児島出身者にも親しまれることを目指しています。

今回の「方言すぎる昔話」は、鹿児島弁を通じて、時代が変わっても色褪せない昔懐かしい文化や温かさを伝えていこうというセイカ食品の意図が込められています。これからも、南国白くまのプロモーションを通じて、鹿児島ならではの魅力を全国に届けていくことでしょう。ぜひ、一度動画をご覧になって、鹿児島の方言とその文化の深さに触れてみてください。