デジタル社会の未来
2025-08-28 13:30:34

『念い』が生み出すデジタル社会の安心と安全を探るイベントレポート

イベント概要


2025年8月13日、東京都中央区で開催されたイベント「念(おも)いが創る安心・安全なデジタル社会」では、株式会社TRUSTDOCKの代表・千葉孝浩氏とプレゼンテーションクリエイター及び書家の前田鎌利氏が登壇し、ビジネスにおける「念い」の重要性について述べました。
このイベントでは、TRUSTDOCKが提供するデジタルIDウォレット「TRUSTDOCKアプリ」に込めた思いや、プレゼンテーションを通じて伝えるべきメッセージとは何かが探求されました。

千葉氏のプレゼンテーション


TRUSTDOCKの千葉氏は、本人確認に関するしくみについて語り、千葉が掲げる「匿名性と実名性が共存する社会」という理念を強調しました。彼は、実名確認を必要とする場面での技術の利点を具体的に説明し、利用者の個人情報漏洩を防ぐための工夫がなされていることを示しました。彼は、デジタルIDウォレットアプリ「TRUSTDOCK」の活用事例も紹介し、すでに180万件以上のダウンロードを記録している現状を伝えました。

例えば、年齢確認が必要な場合に全ての個人情報を提供するのではなく、生年月日を示さずとも「20歳以上」という確認が可能である点に触れ、デジタル社会における安全な情報の共有方法を提示しました。また、eKYC(オンライン本人確認)の利点として、紙の書類や郵送を削減することにより、在宅手続きの利便性を向上させている点などを強調しました。

前田氏のプレゼンテーション


前田鎌利氏は、自身の経験を基に人々がプレゼンテーションで直面する課題について語りました。「実は、人の9割は伝えることが苦手」と彼は述べ、自身の成長過程での例を挙げながら、プレゼンがもたらす影響について説明しました。彼は情報の正確性よりもメッセージの届け方が重要であることを強調し、胸に秘めた思いを如何に伝えるかが成功するプレゼンのコツであると述べました。

さらに、プレゼンテーションで重要な4つのポイントとして、目的の明確化、相手の理解、質疑応答の準備、そして自分の「念い」を込めることを挙げました。「念いがなければ響かない」とし、自身の経験から得た教訓を共有しました。

トークセッション: デジタル社会の未来


イベントの後半では、千葉氏と前田氏によるトークセッションが行われました。ここでは、デジタル社会における本人確認の重要性とその未来について意見が交わされました。前田氏は、阪神・淡路大震災の経験から、本人確認の重要性を再認識したと語りました。千葉氏もそれに賛同し、迅速な本人確認がいかに重要であるかを訴えました。

彼らはまた、複数のアイデンティティをどう扱うべきかや、情報の真偽に関する近年の問題についても議論を深めました。現代ではフェイクニュースやディープフェイク技術が台頭し、本人確認の強化が求められる中、このセッションは非常に重要な意味を持つものでした。

書道パフォーマンス


トークセッションの後、前田氏による圧巻の書道パフォーマンスが行われました。千葉氏のリクエストで「本人確認」の字が描かれ、参加者たちは前田氏の技術に息を呑みました。その瞬間、イベントは静けさに包まれ、作品が完成する瞬間には大きな拍手が巻き起こりました。

結論


このイベントでは、デジタル社会とそれを支える「人間的な念い」がどう交わるのかを多角的に考察する機会が設けられました。TRUSTDOCKの千葉氏と前田鎌利氏の深い知見に触れることで、社会が目指している方向性や我々自身に求められる意識について改めて教えられる貴重な場となりました。


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会社情報

会社名
株式会社TRUSTDOCK
住所
中央区京橋3-1-1WeWork東京スクエアガーデン
電話番号

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