グロービス経営大学院、Marketoで受講生支援を強化する新施策
近年、教育機関においてもマーケティングの重要性がますます増してきています。その中で、学校法人グロービス経営大学院は、受講生一人ひとりに寄り添うために、エンゲージメントマーケティングソフトウェアの「Marketo」を導入しました。この導入により、受講検討者、在学生、卒業生とのコミュニケーションの質を一段と向上させ、さらには学校説明会の申込者数を劇的に増加させる成果をあげています。
グロービス経営大学院の使命
グロービス経営大学院は「創造と変革の志士」を育成し、より良い社会を実現するという強い理念を持っています。この理念のもと、次世代のリーダー育成に力を入れ、受講生の志向やニーズに応じたサポートを行っています。単なる情報提供にとどまらず、受講生との対話を重視することで、より寄り添ったコミュニケーションを実現してきました。
Marketo導入の背景
しかしながら、受講生への個別対応を強化する中で、以下のような課題が浮上していました。
1. 一人ひとりに合わせたきめ細かなコミュニケーションの実現
2. マーケティング施策の効果を視覚的に把握する手段の不足
3. デジタルマーケティングへの新たな取り組みの必要性
これらの課題を解決するために、グロービス経営大学院は2015年4月にMarketoの導入を決定しました。
Marketoによる成果と改善
導入した結果、マーケティング施策においては目覚ましい効果が見られました。具体的には、メールマーケティングを活用したところ、学校説明会の申込者数が2倍に増加しました。また、Facebook広告との広告連携機能を使うことで、CPAを50%低減することにも成功しました。
従来、ターゲティングには多くの時間を費やしていましたが、Marketoの機能を利用することで、わずか数分で高精度なターゲティングが可能となりました。さらに、メールの企画、作成、対象者抽出のプロセスも効率化され、効果検証にかける時間が増えたため、PDCAサイクルを迅速に回すことができるようになりました。
今後の展望
今後、グロービス経営大学院では、受講検討者だけに留まらず、単科生や在校生、卒業生に向けたフォローアップ体制の強化を図ることを目指しています。特に、卒業後も継続的に関与し、エンゲージメントを深めていくために、さらにMarketoを活用する方針です。
副研究科長の村尾佳子氏は、Marketo導入の意義について「マーケティング構想が私たちの理念と合致しており、またその拡張性の高さとPDCAをタイムリーに実行できる点が評価されました」と述べています。
マルケトについて
Marketoは、顧客との長期的な関係構築を支援するための先進的なソフトウェアを提供しています。その背景には、マーケター自身によるマーケティングテクノロジーの革新があるのです。
このように、グロービス経営大学院は、マーケティングの力を利用して、受講生のニーズに応える新たな時代の教育機関としての地位を確立しようとしています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社マルケト
- 住所
- 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ34F
- 電話番号
-
03-4586-4900