航空輸送サービス情報公開：令和6年1月～3月期の遅延率・欠航率が上昇

航空輸送サービス情報公開：遅延率・欠航率が上昇

国土交通省は、令和6年6月28日に、特定本邦航空運送事業者の令和6年1月～3月分の航空輸送サービスに関する情報を公開しました。

公開された情報によると、特定本邦航空運送事業者全体の遅延率は、前年同期比で5.59ポイント増加し16.34％、欠航率は2.28ポイント増加し3.72％となっています。

国土交通省は、航空事業者間の競争状況を確認し、航空利用者の自由かつ的確な航空輸送サービスの選択に資するよう、事業運営状況の透明性を高める観点から、定期的に航空輸送サービスに関する情報を公開しています。

公開対象航空会社

今回の情報公開では、以下の航空会社が対象となっています。

国内定期航空運送事業を行っている特定本邦航空運送事業者（客席数が100席又は最大離陸重量が5万kgを超える航空機を使用する航空会社）：4半期毎に実施（4,7,10,1月）
上記以外の国内定期航空運送事業者：年2回実施（7,1月）

公開項目

公開された項目は以下のとおりです。

特定本邦航空運送事業者に係る情報
遅延率
欠航率
航空会社毎及び路線毎の輸送実績
航空会社毎の運賃設定状況
特定本邦航空運送事業者：令和6年1月から令和6年3月分
「フレックストラベラー制度」に関する情報

情報公開の目的

国土交通省は、航空輸送サービスに関する情報を公開することで、以下の目的を達成することを目指しています。

航空事業者間の競争状況の確認
航空利用者による自由かつ的確な航空輸送サービスの選択の支援
航空事業者の事業運営状況の透明性の向上