高校生による海洋ごみ啓発プロジェクト
2025年8月12日から13日にかけて、一般社団法人福丼県プロジェクトが主催する「高校生記者ごみ拾い動画制作講座」が福井県で開催されます。本講座は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として行われ、海洋ごみ問題に対して若者が積極的にアクションを起こすことを目的としています。
背景と目的
福井県内の高校生たちが中心となり、海洋ごみ問題への関心を深めるための「高校生ごみパトロール隊」が設立されました。彼らは今年の5月から様々なごみ拾い活動を行っており、高校生一人ひとりが環境問題に高い意識を持っているものの、それに基づく活動が個々に留まりがちであることが課題とされています。
そのため、本講座では高校生が主役となり、各自のごみ拾いの様子を動画で発信し、他校との連携を深める新しいコンテンツを生み出します。
講座の内容
イベント概要
- - 日時:2025年8月12日(火)9:00~17:00、8月13日(水)9:00~12:00
- - 場所:福井テレビ大スタジオ、坂井市雄島コミュニティセンター
プログラム
9:00:オープニング(野坂代表理事の挨拶)
9:05:哲学授業(講師:豊橋技術科学大学准教授 岩内章太郎氏)
10:30:雄島コミュニティセンターへ移動
12:50:CM構成/撮影/映像制作
17:00:終了
9:00:映像制作(希望者のみ)
12:00:終了
参加者は福井県内の高校生15名を予定しており、講師には哲学やコミュニケーション論を専門とする岩内准教授が招かれます。
今回の講座は、環境問題に対する倫理的な考え方を取り入れながら、楽しく学ぶ場となっています。
制作された動画は、9月23日(火・祝)に福井市にぎわい交流施設ハピテラスにて開催される「高校生海洋ごみ削減動画コンテスト」にて発表され、優れた作品が審査されます。
団体の活動について
一般社団法人福丼県プロジェクトは、地域の環境問題に取り組む団体です。具体的には、廃棄物削減を目的とした「プラスチックフリー」の理念のもと、全店舗で自然分解可能な器を使用するイベントを通じて、地域住民の意識向上を図っています。
CHANGE FOR THE BLUE
「CHANGE FOR THE BLUE」は、日本財団が推進する海洋ごみ問題に対する意識向上を目指す取り組みです。全国の子どもたちや一般市民が海洋環境を自分ごとの問題として捉え、行動を起こすことが求められています。
このプロジェクトを通じて、各自が継続的に海洋ごみ削減に貢献し、未来の海を守るための意識を育てていくことができるでしょう。
まとめ
今後、福井の高校生がどのような活動を行っていくのか、そしてその成果がどのように地域や社会に影響を与えるのか、注目が集まります。海洋ごみ問題は一人ひとりの意識から始まるもの。教育を通じて持続可能な社会を目指す取り組みが広がることを願っています。