2026年1月、能登半島での創造的復興を考えるシンポジウム
一般社団法人リノベーション協議会は、2026年1月15日・16日の2日間にわたり、能登半島地震から2年を迎える人々のためにシンポジウムと視察ツアーを企画しました。このイベントの目的は、全国の建築や不動産、まちづくりに関与する方々と共に、地域資源を活用した持続可能な復興や災害に対する強靭なまちづくりについて考えることです。参加者が多くの知見を持ち寄り、能登での知恵を共有する機会を提供します。
イベントの背景
能登半島では、震災から2年もの月日が流れ、公費による解体は補助対象になったものの、被災した建物の保存や修復には補助が乏しく、地域の負担は増加しています。このような状況に対して、どのように対応していくべきなのか、さらに能登にとって守り続けるべき資源とは何かを、参加者全員でじっくりと考える必要があります。災害対策は他の地域にも影響を及ぼす大きなテーマであり、能登での議論が全国の未来に繋がる重要な一歩になることが期待されています。
シンポジウム概要
初日のシンポジウムでは、さまざまな分野の専門家が集結します。主な登壇者には、長年にわたり能登のまちづくりやリノベーションに携わり、震災後には現地での支援活動にも力を入れている小津誠一氏(株式会社ENN代表取締役)、復興を統括する浅野大介氏(石川県副知事)、全国的な街のリノベーションの実績を持つ大島芳彦氏(株式会社ブルースタジオ専務取締役)、そして東日本大震災後の復興にも深く関わる渡邉享子氏(株式会社巻組代表取締役)といった方々が登壇します。彼らの知見や経験を通じて、「創造的復興」の可能性について深く議論する場を設けます。
開催日程
- - 日時: 2026年1月15日(木)17:00〜20:00(16:30開場)
- - 場所: しいのき迎賓館ガーデンルーム(石川県金沢市)
- - 参加費: 無料(事前申し込みが必要)
- - 定員: 90名
本シンポジウムは、リノベーションや建築に関心のある方はもちろん、メディアや行政も含めた多様なセクターの方々に参加していただく貴重な機会となることでしょう。
2日目の視察ツアー
続く16日には、実際に能登半島を訪問する視察ツアーを実施します。ツアーは金沢市内を出発し、和倉温泉や輪島市などを訪れ、実際の復興現場を目の当たりにしながら、地域の特性や課題についての理解を深めます。この視察はシンポジウム参加者限定であり、リノベーション協議会の会員は特別料金で参加可能です。
参加申し込み
参加希望の方は、事前に申し込みが必要です。公式フォームより申し込みを行ってください。詳細なスケジュールや費用についても記載されています。
まとめ
能登半島地震からの復興を考えるシンポジウムと視察ツアーは、日本の災害対策や地域振興についての重要な問題を考えるきっかけとなるでしょう。地域の特色を生かした持続可能なまちづくりを共に模索するこの貴重な機会を、ぜひお見逃しなく!